2次方程式について、異なる実数解の個数を $k$ の値によって場合分けする問題です。 (3) $2x^3 - 6x^2 + k = 0$ (4) $x^4 + 2x^3 - 2x = k$
2025/7/17
1. 問題の内容
2次方程式について、異なる実数解の個数を の値によって場合分けする問題です。
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(3)
を変形すると、 となります。
とおくと、 となります。
となるのは です。
のとき , のとき です。
よって、 の増減表は次のようになります。
| x | ... | 0 | ... | 2 | ... |
|---|-----|----|-----|----|-----|
| f'(x) | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | ↑ | 0 | ↓ | -8 | ↑ |
したがって、 のグラフと のグラフの交点の個数を考えます。
- つまり のとき、実数解は1個
- つまり のとき、実数解は2個
- つまり のとき、実数解は3個
- つまり のとき、実数解は2個
- つまり のとき、実数解は1個
(4)
を変形すると とおくと、 となります。
となるのは です。
,
よって、 の増減表は次のようになります。
| x | ... | -1 | ... | 1/2 | ... |
|---|-----|-----|-----|-----|-----|
| g'(x) | - | 0 | - | 0 | + |
| g(x) | ↓ | 1 | ↓ | -11/16| ↑ |
したがって、 のグラフと のグラフの交点の個数を考えます。
- のとき、実数解は2個
- のとき、実数解は1個
- のとき、実数解は4個
- のとき、実数解は3個
- のとき、実数解は2個
3. 最終的な答え
(3)
- のとき、実数解は1個
- のとき、実数解は2個
- のとき、実数解は3個
- のとき、実数解は1個
(4)
- のとき、実数解は2個
- のとき、実数解は1個
- のとき、実数解は4個
- のとき、実数解は3個
- のとき、実数解は2個