与えられた関数 $y = \tan(2x+1)$ の導関数 $y'$ を求めます。

解析学微分導関数三角関数合成関数
2025/7/17

1. 問題の内容

与えられた関数 y=tan(2x+1)y = \tan(2x+1) の導関数 yy' を求めます。

2. 解き方の手順

tan(x)\tan(x) の導関数は 1cos2(x)\frac{1}{\cos^2(x)} または sec2(x)\sec^2(x) であることを利用します。
また、合成関数の微分法則 (chain rule) を用います。
まず、u=2x+1u = 2x+1 と置くと、y=tan(u)y = \tan(u) となります。
このとき、dydu=1cos2(u)=sec2(u)\frac{dy}{du} = \frac{1}{\cos^2(u)} = \sec^2(u)dudx=2\frac{du}{dx} = 2 が得られます。
合成関数の微分法則により、
dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx}
dydx=sec2(u)2\frac{dy}{dx} = \sec^2(u) \cdot 2
uu2x+12x+1 に戻すと、
dydx=2sec2(2x+1)\frac{dy}{dx} = 2\sec^2(2x+1)

3. 最終的な答え

y=2sec2(2x+1)y' = 2\sec^2(2x+1)

「解析学」の関連問題

問題は2つあります。 (1) 最大値・最小値の定理を述べる。 (2) 関数 $f(x)$ が開区間$(0, 1)$で連続であるとき、この関数に最大値や最小値が存在するかどうかを答える。

最大値最小値最大値・最小値の定理連続関数開区間
2025/7/17

(1) 関数 $f(x) = \frac{1}{\alpha x + \beta}$ (ただし $\alpha, \beta > 0$) をマクローリン展開したときの係数 $a_0, a_1, a_2...

マクローリン展開テイラー展開微分関数
2025/7/17

関数 $f(x) = \frac{1}{\alpha x + \beta}$ (ただし、$\alpha, \beta > 0$)のマクローリン展開 $f(x) = a_0 + a_1x + a_2x^...

マクローリン展開テイラー展開導関数数学的帰納法
2025/7/17

(1) 関数 $f(x) = \frac{1}{\alpha x + \beta}$ (ただし、$\alpha, \beta > 0$) のマクローリン展開 $f(x) = a_0 + a_1x + ...

マクローリン展開導関数テイラー展開
2025/7/17

問題は2つあります。 (1) 時刻 $t$ における物体の位置が $x(t) = \cos(t^2)$ で与えられているとき、速度と加速度を求めよ。 (2) 時刻 $t$ における中心角が $\the...

微分速度加速度円運動三角関数
2025/7/17

$u = \theta + \log r$, $x = r^2 \cos \theta$, $y = r \sin \theta$ が与えられたとき、以下の問題を解く。 (1) $(r, \theta...

偏微分ヤコビアン合成関数の偏微分
2025/7/17

与えられた数式 $y = \frac{\sin^2{x}}{1 + \cos{x}}$ を簡略化すること。

三角関数恒等式簡略化因数分解
2025/7/17

関数 $y = \frac{\cos 2x}{1 + \sin^2 x}$ を簡略化する。

三角関数関数の簡略化倍角の公式
2025/7/17

関数 $y = \sin(\tan 2x)$ の導関数 $dy/dx$ を求めます。

微分導関数合成関数三角関数
2025/7/17

問題は、$y = \sin{x} \cos{\frac{x}{2}}$ を解くことです。具体的に何を求めるのか指示がありませんが、ここでは関数の積和の公式を利用して、この関数をより簡単な関数の和または...

三角関数積和の公式関数の変換
2025/7/17