問題は以下の2つのパートに分かれています。 (1) 図2において、直線gにかがみがあり、y軸に平行な入射光が直線g上の点Pで反射し、y軸と点Hで交わる。直線gの方程式と点Hの座標を求めます。 (2) 図3において、直線lにかがみがあり、y軸に平行な入射光が直線l上の点Qで反射し、y軸と点R(0,2)で交わる。直線lの方程式、反射光を表す直線QRの方程式、点Qのx座標を求めます。

幾何学幾何反射直線の方程式座標平面
2025/4/3

1. 問題の内容

問題は以下の2つのパートに分かれています。
(1) 図2において、直線gにかがみがあり、y軸に平行な入射光が直線g上の点Pで反射し、y軸と点Hで交わる。直線gの方程式と点Hの座標を求めます。
(2) 図3において、直線lにかがみがあり、y軸に平行な入射光が直線l上の点Qで反射し、y軸と点R(0,2)で交わる。直線lの方程式、反射光を表す直線QRの方程式、点Qのx座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 図2について
(ア) 直線gの方程式を求める。
直線gは点(3, 0)と(0, -1)を通るので、傾きは0(1)30=13\frac{0-(-1)}{3-0} = \frac{1}{3}。よって、直線gの方程式は y=13x1y = \frac{1}{3}x - 1
(イ) 点Hの座標を求める。
点Pは直線g上の点であり、入射光はy軸に平行なので、点Pのx座標は3です。点Pのy座標はy=13×31=0y = \frac{1}{3} \times 3 - 1 = 0。したがって、点Pの座標は(3, 0)。反射の法則より、入射角と反射角は等しいので、線分HPはx軸に平行。よって点Hのy座標は点Pのy座標と等しく0。点Hはy軸上の点なので、点Hのx座標は0。よって、点Hの座標は(0, 0)。
(2) 図3について
(ア) 直線lの方程式を求める。
直線lは点(-√3, 0)を通るので、直線lの方程式はy=a(x+3)y = a(x + \sqrt{3})。反射点Qにおいて、入射角と反射角は等しい。
直線lの傾きをtanθ\tan\thetaとおくと、入射角は90θ90^\circ - \theta
直線QRの傾きは2a(x+3)0x=a(x+3)2x\frac{2 - a(x + \sqrt{3})}{0 - x} = \frac{a(x + \sqrt{3}) - 2}{x}
反射光の傾きは、入射光に対して2θ回転した角度になる。点R(0,2)から点Qまでの傾きはm=tan(2θ)m=\tan(2\theta)
点Qは直線l上にあるので、Q(x,y)=(x,a(x+3))Q(x, y) = (x, a(x+\sqrt{3}))とおける。
直線RQの傾きはa(x+3)2x0\frac{a(x+\sqrt{3})-2}{x-0}となる。
直線lは法線なのでll の傾きをm1m_1, 直線QRQRの傾きをm2m_2とおくと、tanθ=m2m11+m1m2\tan\theta=\frac{m_2-m_1}{1+m_1m_2}
RQの傾きは3\sqrt{3}。直線lの傾きは13\frac{1}{\sqrt{3}}
したがって直線の方程式はy=13x+1y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + 1
(イ) 反射光を表す直線QRの方程式を求める。
点R(0,2)を通り、傾きが√3なので、直線QRの方程式はy=3x+2y = \sqrt{3}x + 2
(ウ) 点Qのx座標を求める。
点Qは直線lと直線QRの交点なので、2つの式を連立させる。
13x+1=3x+2\frac{1}{\sqrt{3}}x + 1 = \sqrt{3}x + 2
13x3x=1\frac{1}{\sqrt{3}}x - \sqrt{3}x = 1
133x=1\frac{1 - 3}{\sqrt{3}}x = 1
23x=1-\frac{2}{\sqrt{3}}x = 1
x=32x = -\frac{\sqrt{3}}{2}

3. 最終的な答え

(1)(ア) y=13x1y = \frac{1}{3}x - 1
(イ) (0, 0)
(2)(ア) y=13x+1y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + 1
(イ) y=3x+2y = \sqrt{3}x + 2
(ウ) 32-\frac{\sqrt{3}}{2}

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