(2) 2つの直線 $(a-2)x + ay + 2 = 0$ と $x + (a-2)y + 1 = 0$ について、次の問いに答えます。 * ① この2つの直線が平行になるときの $a$ の値を求めます。 * ② この2つの直線が垂直になるときの $a$ の値を求めます。 (3) $x$ 軸と $y$ 軸の両方に接し、点 $A(-4, 2)$ を通る円の方程式を求めます。 (4) 円 $(x-1)^2 + (y-2)^2 = 25$ の周上の点 $A(4, 6)$ における接線の方程式を求めます。

幾何学直線接線方程式平行垂直
2025/4/10
はい、承知いたしました。以下の形式で回答します。

1. 問題の内容

(2) 2つの直線 (a2)x+ay+2=0(a-2)x + ay + 2 = 0x+(a2)y+1=0x + (a-2)y + 1 = 0 について、次の問いに答えます。
* ① この2つの直線が平行になるときの aa の値を求めます。
* ② この2つの直線が垂直になるときの aa の値を求めます。
(3) xx 軸と yy 軸の両方に接し、点 A(4,2)A(-4, 2) を通る円の方程式を求めます。
(4) 円 (x1)2+(y2)2=25(x-1)^2 + (y-2)^2 = 25 の周上の点 A(4,6)A(4, 6) における接線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(2)
* ① 2つの直線が平行になる条件は、傾きが等しいことです。それぞれの直線の傾きを求めます。
1つ目の直線は ay=(a2)x2ay = -(a-2)x - 2 より、y=a2ax2ay = -\frac{a-2}{a}x - \frac{2}{a} なので、傾きは a2a-\frac{a-2}{a} です。
2つ目の直線は (a2)y=x1(a-2)y = -x - 1 より、y=1a2x1a2y = -\frac{1}{a-2}x - \frac{1}{a-2} なので、傾きは 1a2-\frac{1}{a-2} です。
したがって、
a2a=1a2 -\frac{a-2}{a} = -\frac{1}{a-2}
(a2)2=a(a-2)^2 = a
a24a+4=aa^2 - 4a + 4 = a
a25a+4=0a^2 - 5a + 4 = 0
(a1)(a4)=0(a-1)(a-4) = 0
a=1,4a = 1, 4
ただし、a=0,a=2a=0, a=2 となる場合は直線にならないため不適。よって、a=1,4a = 1, 4 が答えです。
* ② 2つの直線が垂直になる条件は、傾きの積が 1-1 になることです。
a2a×1a2=1-\frac{a-2}{a} \times -\frac{1}{a-2} = -1
1a=1\frac{1}{a} = -1
a=1a = -1
a=1a = -1
(3) xx 軸と yy 軸の両方に接する円の中心は (r,r)(r, r) または (r,r)(-r, r) または (r,r)(r, -r) または (r,r)(-r, -r) の形になります。
A(4,2)A(-4, 2) を通るので、中心は (r,r)(-r, r) で、r>0r>0 と考えられます。
円の方程式は (x+r)2+(yr)2=r2(x+r)^2 + (y-r)^2 = r^2 となります。
A(4,2)A(-4, 2) を代入すると、
(4+r)2+(2r)2=r2(-4+r)^2 + (2-r)^2 = r^2
168r+r2+44r+r2=r216 - 8r + r^2 + 4 - 4r + r^2 = r^2
r212r+20=0r^2 - 12r + 20 = 0
(r2)(r10)=0(r-2)(r-10) = 0
r=2,10r = 2, 10
したがって、円の方程式は (x+2)2+(y2)2=4(x+2)^2 + (y-2)^2 = 4(x+10)2+(y10)2=100(x+10)^2 + (y-10)^2 = 100 です。
(4) 円 (x1)2+(y2)2=25(x-1)^2 + (y-2)^2 = 25 の中心は (1,2)(1, 2) で、半径は 55 です。
A(4,6)A(4, 6) は円周上の点です。
中心と点 AA を結ぶ直線の傾きは 6241=43\frac{6-2}{4-1} = \frac{4}{3} です。
接線は中心と点 AA を結ぶ直線に垂直なので、接線の傾きは 34-\frac{3}{4} です。
接線の方程式は y6=34(x4)y - 6 = -\frac{3}{4}(x - 4) となります。
y=34x+3+6y = -\frac{3}{4}x + 3 + 6
y=34x+9y = -\frac{3}{4}x + 9
4y=3x+364y = -3x + 36
3x+4y36=03x + 4y - 36 = 0

3. 最終的な答え

(2)
* ① a=1,4a = 1, 4
* ② a=1a = -1
(3) (x+2)2+(y2)2=4(x+2)^2 + (y-2)^2 = 4(x+10)2+(y10)2=100(x+10)^2 + (y-10)^2 = 100
(4) 3x+4y36=03x + 4y - 36 = 0

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