(1) 正弦の和に関する公式 $\sin \alpha + \sin \beta = 2 \sin \frac{\alpha + \beta}{2} \cos \frac{\alpha - \beta}{2}$ が成り立つことを証明する。 (2) 三角形ABCにおいて、$A = \frac{\pi}{3}$のとき、$\sin B + \sin C$ および $\cos B + \cos C$ のとりうる値の範囲を求める。
2025/4/14
1. 問題の内容
(1) 正弦の和に関する公式 が成り立つことを証明する。
(2) 三角形ABCにおいて、のとき、 および のとりうる値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) 正弦の和の公式の証明
加法定理より、
これら2式を足し合わせると
ここで、 , とおくと、 ,
したがって、
をそれぞれに変更して、公式が導かれた。
(2) のとき
三角形の内角の和はなので、。
より、なので、
したがって、 の取りうる値の範囲はである。
したがって、 の取りうる値の範囲はである。
3. 最終的な答え
(1) 公式 は成り立つ。
(2) の取りうる値の範囲は
の取りうる値の範囲は