円 $x^2 + y^2 = r^2$ ($r > 0$)を円①、円 $x^2 + y^2 + 12x - 6y + 41 = 0$ を円②とします。 (1) 円①と円②が内接するときの $r$ の値を求めます。 (2) 円①と円②が外接するときの $r$ の値を求めます。

幾何学内接外接距離方程式
2025/4/16

1. 問題の内容

x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 (r>0r > 0)を円①、円 x2+y2+12x6y+41=0x^2 + y^2 + 12x - 6y + 41 = 0 を円②とします。
(1) 円①と円②が内接するときの rr の値を求めます。
(2) 円①と円②が外接するときの rr の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、円②の式を標準形に変形します。
x2+12x+y26y+41=0x^2 + 12x + y^2 - 6y + 41 = 0
(x2+12x)+(y26y)+41=0(x^2 + 12x) + (y^2 - 6y) + 41 = 0
(x2+12x+36)+(y26y+9)+41369=0(x^2 + 12x + 36) + (y^2 - 6y + 9) + 41 - 36 - 9 = 0
(x+6)2+(y3)24=0(x + 6)^2 + (y - 3)^2 - 4 = 0
(x+6)2+(y3)2=4(x + 6)^2 + (y - 3)^2 = 4
したがって、円②の中心は (6,3)(-6, 3) で、半径は 22 です。
円①の中心は (0,0)(0, 0) で、半径は rr です。
(1) 円①と円②が内接する場合、中心間の距離は半径の差の絶対値に等しくなります。
中心間の距離は (60)2+(30)2=36+9=45=35\sqrt{(-6 - 0)^2 + (3 - 0)^2} = \sqrt{36 + 9} = \sqrt{45} = 3\sqrt{5} です。
内接する条件は r2=35|r - 2| = 3\sqrt{5} です。
r>0r > 0 より、r2=35r - 2 = 3\sqrt{5} または r2=35r - 2 = -3\sqrt{5} です。
r=2+35r = 2 + 3\sqrt{5} または r=235r = 2 - 3\sqrt{5} ですが、r>0r > 0 なので、r=2+35r = 2 + 3\sqrt{5} のみとなります。
(2) 円①と円②が外接する場合、中心間の距離は半径の和に等しくなります。
中心間の距離は 353\sqrt{5} です。
外接する条件は r+2=35r + 2 = 3\sqrt{5} です。
r=352r = 3\sqrt{5} - 2 です。

3. 最終的な答え

(1) 内接するとき、r=2+35r = 2 + 3\sqrt{5}
(2) 外接するとき、r=352r = 3\sqrt{5} - 2

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