長方形ABCDにおいて、辺ABの延長上にAC=AEとなる点Eをとる。点Eから対角線ACに垂線をひき、ACとの交点をFとする。また、辺BCと線分EFとの交点をGとし、点BとFを結ぶ。 (1) ∠ACB=36°のとき、∠BGFの大きさを求めよ。 (2) △ABC≡△AFEであることを証明せよ。 (3) AB=6cm, BC=8cm, AC=10cmのとき、 (i) 線分FCの長さを求めよ。 (ii) △BEFの面積を求めよ。

幾何学図形長方形三角形合同相似角度面積三平方の定理
2025/5/29
はい、承知いたしました。問題文を読んで、順番に解いていきます。

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、辺ABの延長上にAC=AEとなる点Eをとる。点Eから対角線ACに垂線をひき、ACとの交点をFとする。また、辺BCと線分EFとの交点をGとし、点BとFを結ぶ。
(1) ∠ACB=36°のとき、∠BGFの大きさを求めよ。
(2) △ABC≡△AFEであることを証明せよ。
(3) AB=6cm, BC=8cm, AC=10cmのとき、
(i) 線分FCの長さを求めよ。
(ii) △BEFの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) ∠BGFの大きさを求める。
* 長方形ABCDなので、∠ABC = 90°。
* △ABCにおいて、∠BAC = 90° - ∠ACB = 90° - 36° = 54°。
* △AFEにおいて、AC = AEより、△AFEは二等辺三角形。したがって、∠AEF = ∠AFE = (180° - ∠EAF)/2 = (180° - 54°)/2 = 63°。
* ∠AEFと∠BECは同じ角なので、∠BEC = 63°。
* △BCEにおいて、∠BCE = 90°。∠EBC = 180° - 90° - 63° = 27°。
* ∠BGC = 180° - ∠BCG - ∠GBC = 180° - 90° - 27° = 63°。
* したがって、∠BGF = 180° - 63° - 90° = 126°。
(2) △ABC≡△AFEを証明する。
* 仮定より、∠ABC = ∠AFE = 90°。
* ∠BAC = ∠EAF(共通)。
* AC = AE(仮定)。
* したがって、直角三角形において、斜辺と一つの鋭角がそれぞれ等しいので、△ABC≡△AFE。
(3) 線分FCの長さを求める。
* △ABCは直角三角形なので、三平方の定理より、AB2+BC2=AC2AB^2 + BC^2 = AC^2
* 62+82=36+64=100=1026^2 + 8^2 = 36 + 64 = 100 = 10^2
* △AFEにおいて、AE=AC=10AE=AC=10
* △ABCと△AFEは合同なので、AF=AB=6cm。
* したがって、FC = AC - AF = 10 - 6 = 4 cm。
(4) △BEFの面積を求める。
* △BEFの面積 = △ABEの面積 - △ABFの面積。
* △ABEの面積 = (1/2) * AB * BE。
* AE = AC = 10cm, AB = 6cmなので、BE = √(AE^2 - AB^2)= √(10^2 - 6^2) = 8cm。
* △ABEの面積 = (1/2) * 6 * 8 = 24 cm^2。
* △ABFの面積 = (1/2) * AB * AF * sin∠BAF。
* AF=6cm, AC=10cm
* BF=AB2+AF2=62+62=62BF = \sqrt{AB^2+AF^2}=\sqrt{6^2+6^2}=6\sqrt{2}
* △BEFの面積=△AEFの面積 - △ABFの面積
* EF=BE=8EF=BE=8
* △AEFの面積=(1/2) * AF * EF = (1/2) * 6* 8 = 24 cm^2
* △ABF=(1/2) * AB *高さ
* △AFEにおいて、AF=6AF=6, EF=8EF=8
* △ABE = (1/2)*AB*BE=(1/2)*6*8=24 cm^2
* ABCEFC\triangle ABC \sim \triangle EFC
* ECAC=FCBC=EFAB\frac{EC}{AC} = \frac{FC}{BC}= \frac{EF}{AB}
* EC=62+82=100=10EC = \sqrt{6^2+8^2} = \sqrt{100} = 10
* よって AE=AC=10AE = AC=10
* FC=4cmFC=4cm
* EC=8+6=14cmEC=8+6=14cm

3. 最終的な答え

(1) ∠BGF = 126°
(2) △ABC≡△AFE (証明完了)
(3)
(i) FC = 4 cm
(ii) △BEFの面積 = 16 cm^2

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