平面上に $n$ 個の円がある。どの2つの円も異なる2点で交わり、どの3つの円も1点で交わらないとき、これらの $n$ 個の円が平面を $a_n$ 個の部分に分けるとする。$a_n$ を $n$ の式で表しなさい。
2025/7/17
1. 問題の内容
平面上に 個の円がある。どの2つの円も異なる2点で交わり、どの3つの円も1点で交わらないとき、これらの 個の円が平面を 個の部分に分けるとする。 を の式で表しなさい。
2. 解き方の手順
まず、 が小さい場合の を計算する。
のとき、円は1つなので、平面は2つの部分に分けられる。よって、。
のとき、円は2つなので、平面は4つの部分に分けられる。よって、。
のとき、円は3つなので、平面は8つの部分に分けられる。よって、。
しかし、のとき、円は4つなので、平面は14個の部分に分けられる。よって、。
番目の円を追加するとき、 個の円それぞれと2点で交わる。したがって、 個の交点が存在する。
これらの交点は、 番目の円を 個の弧に分割する。
それぞれの弧は、平面を1つずつ追加で分割する。
したがって、 という漸化式が成り立つ。
漸化式 を解く。