座標平面上に一辺の長さが6の正三角形ABCがある。三角形ABCの重心は原点にあり、辺BCはx軸に平行である。頂点Aはy軸上にあり、そのy座標は正である。頂点Cのx座標は正である。直線$y=x$に関して、3点A, B, Cと対称な点をそれぞれA', B', C'とする。 (1) C'の座標を求めよ。 (2) 次の点の座標を求めよ。 (i) 辺BCと辺B'C'の交点P (ii) 辺BCと辺A'B'の交点Q (3) 三角形ABCと三角形A'B'C'が重なる部分の面積を求めよ。
2025/7/18
1. 問題の内容
座標平面上に一辺の長さが6の正三角形ABCがある。三角形ABCの重心は原点にあり、辺BCはx軸に平行である。頂点Aはy軸上にあり、そのy座標は正である。頂点Cのx座標は正である。直線に関して、3点A, B, Cと対称な点をそれぞれA', B', C'とする。
(1) C'の座標を求めよ。
(2) 次の点の座標を求めよ。
(i) 辺BCと辺B'C'の交点P
(ii) 辺BCと辺A'B'の交点Q
(3) 三角形ABCと三角形A'B'C'が重なる部分の面積を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、三角形ABCの頂点の座標を求める。重心が原点にあり、辺BCがx軸に平行なので、頂点Aはy軸上にある。Aの座標をとおくと、重心の座標は
である。であり、である。
したがって、より、。
辺BCの長さは6なので、。よって、。
したがって、、。
AB間の距離は6なので、。
したがって、Aの座標は、Bの座標は、Cの座標はとなる。
(1) C'の座標は、C(3, -)を直線に関して対称移動したものなので、座標を入れ替えて。
(2)
(i) 点B'、C'の座標はそれぞれ,
BCの直線の方程式は、。
B'C'の直線の方程式は、。
したがって、BCとB'C'の交点Pは。
(ii) 点A'の座標は。
A'B'を通る直線の傾きは、。
したがって、A'B'の直線の方程式は、。つまり、
辺BCの直線は、。
交点Qの座標を求めるために、を解く。
したがって、Qの座標は
(3)
三角形ABCと三角形A'B'C'が重なる部分の面積は正六角形になる。
座標から考えると、正三角形ABCの面積は。
重なった部分は元の正三角形の1/3の面積となる。したがって、重なる部分の面積は
3. 最終的な答え
(1) C'の座標:
(2) (i) Pの座標:
(ii) Qの座標:
(3) 重なる部分の面積: