平行四辺形ABCDの辺AD上に点Eがあり、点Eと点B、Cをそれぞれ線分で結ぶ。対角線ACと線分EBの交点をFとする。このとき、三角形ABFと三角形ECFの面積の大小関係を、選択肢ア〜エの中から選びなさい。

幾何学平行四辺形三角形面積図形相似
2025/7/18

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDの辺AD上に点Eがあり、点Eと点B、Cをそれぞれ線分で結ぶ。対角線ACと線分EBの交点をFとする。このとき、三角形ABFと三角形ECFの面積の大小関係を、選択肢ア〜エの中から選びなさい。

2. 解き方の手順

平行四辺形ABCDの面積をSとする。
平行四辺形の性質より、三角形ABCの面積は平行四辺形ABCDの面積の半分なので、
SABC=12SS_{\triangle ABC} = \frac{1}{2} S
三角形EBCの面積も平行四辺形ABCDの面積の半分なので、
SEBC=12SS_{\triangle EBC} = \frac{1}{2} S
よって、ABC\triangle ABCの面積とEBC\triangle EBCの面積は等しい。
SABC=SEBCS_{\triangle ABC} = S_{\triangle EBC}
ABC\triangle ABCの面積はABF\triangle ABFの面積とCBF\triangle CBFの面積の和で表され、
EBC\triangle EBCの面積はECF\triangle ECFの面積とCBF\triangle CBFの面積の和で表されるので、
SABC=SABF+SCBFS_{\triangle ABC} = S_{\triangle ABF} + S_{\triangle CBF}
SEBC=SECF+SCBFS_{\triangle EBC} = S_{\triangle ECF} + S_{\triangle CBF}
SABC=SEBCS_{\triangle ABC} = S_{\triangle EBC}より、
SABF+SCBF=SECF+SCBFS_{\triangle ABF} + S_{\triangle CBF} = S_{\triangle ECF} + S_{\triangle CBF}
両辺からSCBFS_{\triangle CBF}を引くと、
SABF=SECFS_{\triangle ABF} = S_{\triangle ECF}
よって、三角形ABFの面積と三角形ECFの面積は等しい。

3. 最終的な答え

ウ △ABFと△ECFの面積は等しい。

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