与えられた複素数 $z$ に関する2つの方程式が表す図形を求める問題です。 (1) $|z + 1 + i| = 3$ (2) $z\overline{z} + 2z + 2\overline{z} + 4 = 1$

幾何学複素数複素数平面絶対値共役複素数
2025/7/18

1. 問題の内容

与えられた複素数 zz に関する2つの方程式が表す図形を求める問題です。
(1) z+1+i=3|z + 1 + i| = 3
(2) zz+2z+2z+4=1z\overline{z} + 2z + 2\overline{z} + 4 = 1

2. 解き方の手順

(1) z+1+i=3|z + 1 + i| = 3
この式は、z(1i)=3|z - (-1 - i)| = 3 と書き換えられます。
これは、複素数平面上で点 1i-1 - i を中心とする半径3の円を表します。
(2) zz+2z+2z+4=1z\overline{z} + 2z + 2\overline{z} + 4 = 1
まず、式を整理します。
zz+2z+2z+3=0z\overline{z} + 2z + 2\overline{z} + 3 = 0
ここで、zz=z2z\overline{z} = |z|^2 であることを利用します。また、z+z=2Re(z)z + \overline{z} = 2\mathrm{Re}(z) であることを利用します。
したがって、
z2+2(z+z)+3=0|z|^2 + 2(z + \overline{z}) + 3 = 0
z2+4Re(z)+3=0|z|^2 + 4\mathrm{Re}(z) + 3 = 0
z=x+yiz = x + yi とおくと、z2=x2+y2|z|^2 = x^2 + y^2Re(z)=x\mathrm{Re}(z) = x なので、
x2+y2+4x+3=0x^2 + y^2 + 4x + 3 = 0
(x2+4x)+y2+3=0(x^2 + 4x) + y^2 + 3 = 0
(x2+4x+4)+y2+34=0(x^2 + 4x + 4) + y^2 + 3 - 4 = 0
(x+2)2+y2=1(x + 2)^2 + y^2 = 1
これは、中心が 2+0i-2 + 0i で半径が1の円を表します。

3. 最終的な答え

(1) 中心 1i-1 - i、半径3の円
(2) 中心 2-2、半径1の円

「幾何学」の関連問題

座標平面上に3点O(0,0), A(4,3), B(1, $2\sqrt{2}$) が与えられている。$\angle AOB$ の二等分線が線分ABと交わる点Cの座標を求める問題です。

座標平面角度二等分線内分点ベクトル線分の長さ
2025/7/18

正十二角形の頂点から3つの頂点を選び、三角形を作る場合、全部で何通りの三角形を作ることができるか。

組み合わせ多角形三角形
2025/7/18

直角二等辺三角形ABCがあり、AC = BC = 15cmである。点Pは点Cから点Aへ、点Qは点Cから点Bへ、それぞれ秒速1cmで移動する。PとQが同時に出発してからx秒後の三角形PQCの面積が50c...

三角形面積二次方程式図形
2025/7/18

直角二等辺三角形ABCがあり、AB=BC=20cmです。点Pは点Cから点Aへ、点Qは点Cから点Bへ、それぞれ秒速1cmで進みます。PとQが出発してx秒後の三角形PQCの面積が32cm^2のとき、xの値...

三角形面積二次方程式図形
2025/7/18

直角二等辺三角形ABCがあり、AB = BC = 15cmである。点Cから点Aへ秒速1cmで進む点をP、点Cから点Bへ秒速1cmで進む点をQとする。PとQが点Cから同時に出発して $x$ 秒後の三角形...

三角形面積直角二等辺三角形方程式
2025/7/18

三角形ABCにおいて、$BC=3$, $AC=5$, $\angle C=120^\circ$であるとき、$\sin B$の値を求めよ。

三角比正弦定理余弦定理三角形角度
2025/7/18

3点A(1,1), B(2,-1), C(3,6)について、$AQ^2 + BQ^2 + CQ^2$の最小値とその時の点Qの座標を求める問題です。

座標平面距離最小値二次関数
2025/7/18

直線 $y = 2x + 10$ と直交する直線を $l$ とするとき、$y = 2x + 10$ と直線 $l$ と $x$ 軸で囲まれた三角形の面積 $S$ を求めよ。

直線直交三角形面積座標平面
2025/7/18

$|x-1| + |y-2| = 1$ で表される図形を図示する問題です。

絶対値グラフ座標平面図形
2025/7/18

$\cos^2 A = \frac{1}{3}$ であり、$\tan A > 0$ のとき、$\tan A$ の値を求める問題です。

三角関数三角比tancossin
2025/7/18