直線 $y = 2x + 10$ と直交する直線を $l$ とするとき、$y = 2x + 10$ と直線 $l$ と $x$ 軸で囲まれた三角形の面積 $S$ を求めよ。

幾何学直線直交三角形面積座標平面
2025/7/18

1. 問題の内容

直線 y=2x+10y = 2x + 10 と直交する直線を ll とするとき、y=2x+10y = 2x + 10 と直線 llxx 軸で囲まれた三角形の面積 SS を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) y=2x+10y = 2x + 10 と直交する直線 ll の傾きを求める。y=2x+10y = 2x + 10 の傾きは2なので、直線 ll の傾きは 12-\frac{1}{2} である。
(2) 直線 ll の式を y=12x+by = -\frac{1}{2}x + b とおく。直線 lly=2x+10y = 2x + 10 の交点を求めるために、連立方程式を解く。
y=2x+10y = 2x + 10
y=12x+by = -\frac{1}{2}x + b
2x+10=12x+b2x + 10 = -\frac{1}{2}x + b
52x=b10\frac{5}{2}x = b - 10
x=25(b10)x = \frac{2}{5}(b - 10)
y=2(25(b10))+10=45(b10)+10=45b8+10=45b+2y = 2\left(\frac{2}{5}(b - 10)\right) + 10 = \frac{4}{5}(b - 10) + 10 = \frac{4}{5}b - 8 + 10 = \frac{4}{5}b + 2
交点の座標は (25(b10),45b+2)\left(\frac{2}{5}(b - 10), \frac{4}{5}b + 2\right) である。
問題文には「直線lを1とする。このとき関数y=2x+10と直線lとx軸で囲まれた」としか書かれていないため、直線lがy=2x+10と直交するという条件だけでは直線lが一つに決まらない。問題文に直線lがy=2x+10と直交する「かつ」、何らかの条件を満たす、と書いていれば、直線lを一つに決めることが可能である。
例えば、直線 ll が原点を通ると仮定すると、b=0b=0 となり、直線 ll の式は y=12xy = -\frac{1}{2}x となる。このとき、y=2x+10y = 2x + 10y=12xy = -\frac{1}{2}x の交点を求める。
2x+10=12x2x + 10 = -\frac{1}{2}x
52x=10\frac{5}{2}x = -10
x=4x = -4
y=2(4)+10=2y = 2(-4) + 10 = 2
交点は (4,2)(-4, 2) となる。
(3) y=2x+10y = 2x + 10xx 軸との交点を求める。y=0y = 0 とすると、2x+10=02x + 10 = 0 より x=5x = -5。交点は (5,0)(-5, 0)
y=12xy = -\frac{1}{2}xxx 軸との交点を求める。y=0y = 0 とすると、x=0x = 0。交点は (0,0)(0, 0)
(4) 三角形の頂点は (5,0)(-5, 0), (0,0)(0, 0), (4,2)(-4, 2) である。
底辺を xx 軸上の (5,0)(-5, 0) から (0,0)(0, 0) までの距離とすると、底辺の長さは 55
高さは点 (4,2)(-4, 2)yy 座標の絶対値なので 22
面積 S=12×5×2=5S = \frac{1}{2} \times 5 \times 2 = 5
しかし、これは直線lが原点を通るという仮定のもとでの計算である。
仮に直線 ll が点 (0,10)(0,10) を通ると仮定すると、b=10b=10 となり、直線 ll の式は y=12x+10y = -\frac{1}{2}x + 10 となる。
このとき、y=2x+10y = 2x + 10y=12x+10y = -\frac{1}{2}x + 10 の交点を求める。
2x+10=12x+102x + 10 = -\frac{1}{2}x + 10
52x=0\frac{5}{2}x = 0
x=0x = 0
y=10y = 10
交点は (0,10)(0, 10) となる。
y=12x+10y = -\frac{1}{2}x + 10xx 軸との交点を求める。y=0y = 0 とすると、0=12x+100 = -\frac{1}{2}x + 10 より 12x=10\frac{1}{2}x = 10, x=20x = 20。交点は (20,0)(20, 0)
三角形の頂点は (5,0)(-5, 0), (20,0)(20, 0), (0,10)(0, 10) である。
底辺を xx 軸上の (5,0)(-5, 0) から (20,0)(20, 0) までの距離とすると、底辺の長さは 2525
高さは点 (0,10)(0, 10)yy 座標なので 1010
面積 S=12×25×10=125S = \frac{1}{2} \times 25 \times 10 = 125
このように直線lを決める条件によって面積が変わってくる。

3. 最終的な答え

問題文の条件だけでは面積は一意に定まらない。
もし、直線 ll が原点を通るならば、三角形の面積は 55 である。

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