四面体OABCがあり、OA, OB, OCは互いに垂直で長さが2である。 (1) 三角形ABCの面積Sを求める。 (2) 頂点Oから底面ABCへ下ろした垂線OHの長さを求める。

幾何学空間図形四面体面積体積三平方の定理
2025/4/3

1. 問題の内容

四面体OABCがあり、OA, OB, OCは互いに垂直で長さが2である。
(1) 三角形ABCの面積Sを求める。
(2) 頂点Oから底面ABCへ下ろした垂線OHの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) ABC\triangle ABCの面積を求める。
まず、各辺の長さを計算する。
AB=OA2+OB2=22+22=8=22AB = \sqrt{OA^2 + OB^2} = \sqrt{2^2 + 2^2} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
BC=OB2+OC2=22+22=8=22BC = \sqrt{OB^2 + OC^2} = \sqrt{2^2 + 2^2} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
CA=OC2+OA2=22+22=8=22CA = \sqrt{OC^2 + OA^2} = \sqrt{2^2 + 2^2} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
よって、ABC\triangle ABCは正三角形である。
正三角形の面積の公式は、一辺の長さをaとすると、S=34a2S = \frac{\sqrt{3}}{4}a^2である。
S=34(22)2=34×8=23S = \frac{\sqrt{3}}{4} (2\sqrt{2})^2 = \frac{\sqrt{3}}{4} \times 8 = 2\sqrt{3}
(2) 頂点Oから底面ABCへ下ろした垂線OHの長さを求める。
四面体OABCの体積Vは、V=13×(OAB)×OC=13×(12×2×2)×2=43V = \frac{1}{3} \times (\triangle OAB) \times OC = \frac{1}{3} \times (\frac{1}{2} \times 2 \times 2) \times 2 = \frac{4}{3}
また、四面体OABCの体積Vは、V=13×(ABC)×OHV = \frac{1}{3} \times (\triangle ABC) \times OHで表すことができる。
43=13×23×OH\frac{4}{3} = \frac{1}{3} \times 2\sqrt{3} \times OH
OH=423=23=233OH = \frac{4}{2\sqrt{3}} = \frac{2}{\sqrt{3}} = \frac{2\sqrt{3}}{3}

3. 最終的な答え

(1) ABC\triangle ABCの面積Sは232\sqrt{3}
(2) 垂線OHの長さは233\frac{2\sqrt{3}}{3}

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