3人でじゃんけんをして、勝者が1人になるまでじゃんけんを続ける。ただし、敗者はじゃんけんから抜けるものとする。このとき、じゃんけんが3回以上続く確率を求めよ。

確率論・統計学確率じゃんけん場合の数確率分布
2025/7/18

1. 問題の内容

3人でじゃんけんをして、勝者が1人になるまでじゃんけんを続ける。ただし、敗者はじゃんけんから抜けるものとする。このとき、じゃんけんが3回以上続く確率を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、1回のじゃんけんで勝者が1人に決まる確率を考える。
* 3人全員が同じ手を出す(あいこ):3通り(グー、チョキ、パーのそれぞれ)
* 3人それぞれが違う手を出す(あいこ):なし
* 2人が同じ手を出し、1人が違う手を出す:3C2 * 2 = 6通り (3人から2人を選び、その手が残り1人の手を出すパターンで2通り)
* 1人が勝つパターン: 全体のパターンからあいこになるパターンを引く (3336=183^3 - 3 - 6 = 18通り). 1人が勝つ場合、手の出し方は3通りある。したがって、1人が勝つ確率は、18/27=2/318/27 = 2/3
* あいこになる確率: 全体のパターンが33=273^3 = 27通り。あいこになるのは、全員が同じ手を出す場合(3通り)と、全員が違う手を出す場合(0通り)。あいこになる確率は 3/27=1/93/27 = 1/9. したがって、あいこにならない確率は 11/9=8/91 - 1/9 = 8/9.
1回目に1人が勝つ確率は 2/32/3
1回目にあいこになる確率は 1/91/9
じゃんけんが3回以上続くためには、1回目と2回目があいこになる必要がある。
* 1回目があいこになる確率は 19\frac{1}{9}
* 2回目にあいこになる確率は、場合分けが必要。
* 1回目があいこで、3人残っている場合:2回目にあいこになる確率は19\frac{1}{9}
* 1回目があいこで、2人残っている場合:2回目にあいこになる確率は13\frac{1}{3}
3回以上続く確率を求めるには、1回目と2回目があいこになる必要がある。
1回目:3人であいこになる確率 = 19\frac{1}{9}
2回目:あいこの人数で場合分け
-3人であいこになった場合、2回目も3人であいこになる確率は19\frac{1}{9}
-2人であいこになった場合、2回目も2人であいこになる確率は13\frac{1}{3}
ここで、1回目があいこになった場合を考える。1回目があいこになった場合に、3人残る場合(全員同じ手を出す場合)は確率は 327=19\frac{3}{27} = \frac{1}{9}である。2人残る場合は2人が同じ手を出す場合だから、2回目以降は2人でじゃんけんをすることになる。2人でじゃんけんをした場合、あいこになる確率は13\frac{1}{3}である。しかし、問題文より最終的に1人が勝つ必要がある。つまり、あいこが2回続く状況もあり得る。
1回目があいこになる確率:19\frac{1}{9}
2回目があいこになる確率:19\frac{1}{9}
したがって、3回以上続く確率は:19×19=181\frac{1}{9} \times \frac{1}{9}=\frac{1}{81}

3. 最終的な答え

181\frac{1}{81}

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