1から9までの数字が書かれたカードがあり、Aの箱には異なる玉が9個、Bの箱には異なる玉が8個入っています。カードを1枚引いて、3以下の数字が出たらAの箱から3個の玉を取り出し、4以上の数字が出たらBの箱から2個の玉を取り出します。このような玉の取り出し方は全部で何通りあるかを求めます。

確率論・統計学組み合わせ確率場合の数期待値
2025/7/18

1. 問題の内容

1から9までの数字が書かれたカードがあり、Aの箱には異なる玉が9個、Bの箱には異なる玉が8個入っています。カードを1枚引いて、3以下の数字が出たらAの箱から3個の玉を取り出し、4以上の数字が出たらBの箱から2個の玉を取り出します。このような玉の取り出し方は全部で何通りあるかを求めます。

2. 解き方の手順

まず、カードを引いたときにAの箱から玉を取り出す場合と、Bの箱から玉を取り出す場合に分けて考えます。
* Aの箱から玉を取り出す場合:
カードの数字が3以下である確率は、1, 2, 3の3通りなので、確率は 3/9=1/33/9 = 1/3 です。Aの箱から3個の玉を取り出す組み合わせの数は、9個から3個を選ぶ組み合わせなので、9C3_9C_3 で計算できます。
9C3=9!3!(93)!=9!3!6!=9×8×73×2×1=3×4×7=84_9C_3 = \frac{9!}{3!(9-3)!} = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 3 \times 4 \times 7 = 84 通り
* Bの箱から玉を取り出す場合:
カードの数字が4以上である確率は、4, 5, 6, 7, 8, 9の6通りなので、確率は 6/9=2/36/9 = 2/3 です。Bの箱から2個の玉を取り出す組み合わせの数は、8個から2個を選ぶ組み合わせなので、8C2_8C_2 で計算できます。
8C2=8!2!(82)!=8!2!6!=8×72×1=4×7=28_8C_2 = \frac{8!}{2!(8-2)!} = \frac{8!}{2!6!} = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 4 \times 7 = 28 通り
Aの箱から玉を取り出す場合とBの箱から玉を取り出す場合を足し合わせることで、全体の取り出し方の数を求めることができます。カードを引く場合の数を考慮に入れると、3以下のカードを引く場合は9C3_9C_3通り, 4以上のカードを引く場合は8C2_8C_2通りとなります。
取り出し方の総数は、
(3/9)×9C3+(6/9)×8C2(3/9) \times _9C_3 + (6/9) \times _8C_2
3以下のカードを引く場合は 9C3=84_9C_3 = 84通り, 4以上のカードを引く場合は 8C2=28_8C_2 = 28通りなので、
Aの箱から3個取り出す場合は、3通り ×\times 84 = 252通り、
Bの箱から2個取り出す場合は、6通り ×\times 28 = 168通り
全体の取り出し方は、252 + 168 = 420通り

3. 最終的な答え

420通り

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