四角形ABCDは円に内接しているので、向かい合う角の和は180度になる。したがって、∠BCD = 180° - ∠BADとなる。
ここで、余弦定理を用いて、ACの長さを2通りで表現し、∠BADに関する方程式を立てて解く。
まず、三角形ABCについて余弦定理を用いると、
AC2=AB2+BC2−2⋅AB⋅BC⋅cos∠ABC AC2=32+12−2⋅3⋅1⋅cos∠ABC AC2=10−6cos∠ABC 次に、三角形ADCについて余弦定理を用いると、
AC2=AD2+CD2−2⋅AD⋅CD⋅cos∠ADC AC2=42+32−2⋅4⋅3⋅cos∠ADC AC2=25−24cos∠ADC 円に内接する四角形の性質より、∠ADC=180∘−∠ABCだから、cos∠ADC=−cos∠ABC よって、AC2=25+24cos∠ABC これらを連立して解くと、
10−6cos∠ABC=25+24cos∠ABC −15=30cos∠ABC cos∠ABC=−21 ∠ABC=120∘ ここで四角形ABCDは円に内接するので、∠ABC + ∠ADC = 180度。
よって、∠ADC = 180 - 120 = 60度
再び、三角形ABCについて余弦定理より、
AC2=10−6cos120∘=10−6(−21)=10+3=13 AC=13 最後に、三角形ABDについて余弦定理より、
BD2=AB2+AD2−2⋅AB⋅AD⋅cos∠BAD AC2=32+42−2∗3∗4cos∠BAD 13=9+16−24cos∠BAD 24cos∠BAD=12 cos∠BAD=1/2 従って、∠BAD = 60°