この問題は、総和の形で表現すると理解しやすくなります。まず、与えられた式を以下のように書き換えます。
3S=∑k=1n−k⋅(−2)k ここで、Sn=∑k=1nkxk という形の総和を考えます。 この総和を計算するために、等比数列の和の公式を利用します。
まず、Sn=x+2x2+3x3+⋯+nxn と書けます。 次に、xSn=x2+2x3+3x4+⋯+(n−1)xn+nxn+1 を計算します。 Sn−xSn=x+x2+x3+⋯+xn−nxn+1 (1−x)Sn=∑k=1nxk−nxn+1 ∑k=1nxk=1−xx(1−xn) (等比数列の和) (1−x)Sn=1−xx(1−xn)−nxn+1 Sn=(1−x)2x(1−xn)−1−xnxn+1 この結果を、元の問題 3S=∑k=1n−k⋅(−2)k=−∑k=1nk⋅(−2)k に適用します。 ∑k=1nk⋅(−2)k=(1−(−2))2−2(1−(−2)n)−1−(−2)n(−2)n+1 =9−2(1−(−2)n)−3n(−2)n+1 =9−2(1−(−2)n)−3n(−2)n+1 =9−2+2(−2)n−3n(−2)n+1 したがって、
3S=−∑k=1nk⋅(−2)k=−9−2+2(−2)n−3n(−2)n+1=92−2(−2)n+3n(−2)n+1 S=272−2(−2)n+3n(−2)n+1