1個のサイコロを400回投げるとき、偶数の目が出る回数を$X$とする。$X$の分散$V(X)$と標準偏差$\sigma(X)$を求める。

確率論・統計学二項分布分散標準偏差確率
2025/4/3

1. 問題の内容

1個のサイコロを400回投げるとき、偶数の目が出る回数をXXとする。XXの分散V(X)V(X)と標準偏差σ(X)\sigma(X)を求める。

2. 解き方の手順

サイコロを1回投げたとき、偶数の目が出る確率はp=36=12p = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}である。
サイコロを400回投げる試行は、二項分布に従う。すなわち、XB(400,12)X \sim B(400, \frac{1}{2})である。
二項分布B(n,p)B(n, p)において、分散V(X)V(X)V(X)=np(1p)V(X) = np(1-p)で与えられる。
この問題の場合、n=400n = 400p=12p = \frac{1}{2}なので、
V(X)=400×12×(112)=400×12×12=100V(X) = 400 \times \frac{1}{2} \times (1 - \frac{1}{2}) = 400 \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = 100
したがって、V(X)=100V(X) = 100
標準偏差σ(X)\sigma(X)は、分散の平方根である。
σ(X)=V(X)=100=10\sigma(X) = \sqrt{V(X)} = \sqrt{100} = 10

3. 最終的な答え

V(X)=100V(X) = 100 (選択肢⑥)
σ(X)=10\sigma(X) = 10 (選択肢②)

「確率論・統計学」の関連問題

$x$ と $y$ の相関係数が $-0.9$ の散布図として適切なものを、選択肢の 1 から 4 の中から選びます。

相関係数散布図相関
2025/4/11

7人の生徒の英語のテストの得点が、6, 7, 8, 4, 5, 2, 10である。7人の得点の平均点は6点であることが与えられている。このとき、英語の得点の分散を求める。

分散統計平均データの分析
2025/4/11

20本のくじの中に当たりくじが5本入っています。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引きます。引いたくじは元に戻しません。 このとき、以下の確率を求めます。 * Aが当たる確率 * Aが外れ、Bが当...

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が入っており、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率事象独立事象組み合わせ
2025/4/10

20本のくじの中に当たりくじが5本ある。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引く。引いたくじは元に戻さない。このとき、Aが当たる確率、Aが外れてBが当たる確率、そしてBが当たる確率をそれぞれ求める。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

1つのサイコロを5回続けて投げるとき、奇数の目がちょうど4回出る確率と、4回以上出る確率を求める問題です。

確率二項分布サイコロ
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率独立事象確率の乗法定理
2025/4/10

(1) 1から4までの整数が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引くとき、引いたカードに書かれた数の和が3の倍数になる確率を求める。 (2) 袋の中に1, 1, 2, 3, 3, 4の数字が書かれた6...

確率組み合わせ条件付き確率
2025/4/10

赤球5個と白球3個が入った袋から、3個の球を同時に取り出すとき、取り出した3個の球が全て同じ色である確率を求める。

確率組み合わせ場合の数
2025/4/10

2科目の小テストに関する5人の生徒の得点データが与えられています。それぞれの科目の得点を変量 $x$ , $y$ とするとき、変量 $x$ , $y$ の相関係数を求める問題です。

相関係数統計データ分析標準偏差共分散
2025/4/10