確率変数 $X$ の確率密度関数 $f(x)$ が $f(x) = \frac{1}{18}x$ ($0 \le x \le 6$) で与えられているとき、確率 $P(1 \le X \le 5)$ を求めよ。

確率論・統計学確率密度関数定積分確率
2025/4/3

1. 問題の内容

確率変数 XX の確率密度関数 f(x)f(x)f(x)=118xf(x) = \frac{1}{18}x (0x60 \le x \le 6) で与えられているとき、確率 P(1X5)P(1 \le X \le 5) を求めよ。

2. 解き方の手順

確率 P(1X5)P(1 \le X \le 5) は、確率密度関数 f(x)f(x) を区間 [1,5][1, 5] で積分することで求められます。
つまり、
P(1X5)=15f(x)dx=15118xdxP(1 \le X \le 5) = \int_{1}^{5} f(x) dx = \int_{1}^{5} \frac{1}{18}x dx
まず、積分を計算します。
118xdx=118xdx=118x22+C=x236+C\int \frac{1}{18}x dx = \frac{1}{18} \int x dx = \frac{1}{18} \cdot \frac{x^2}{2} + C = \frac{x^2}{36} + C
次に、定積分を計算します。
15118xdx=[x236]15=52361236=2536136=2436\int_{1}^{5} \frac{1}{18}x dx = \left[ \frac{x^2}{36} \right]_1^5 = \frac{5^2}{36} - \frac{1^2}{36} = \frac{25}{36} - \frac{1}{36} = \frac{24}{36}
最後に、分数を約分します。
2436=122123=23\frac{24}{36} = \frac{12 \cdot 2}{12 \cdot 3} = \frac{2}{3}

3. 最終的な答え

P(1X5)=23P(1 \le X \le 5) = \frac{2}{3}

「確率論・統計学」の関連問題

$x$ と $y$ の相関係数が $-0.9$ の散布図として適切なものを、選択肢の 1 から 4 の中から選びます。

相関係数散布図相関
2025/4/11

7人の生徒の英語のテストの得点が、6, 7, 8, 4, 5, 2, 10である。7人の得点の平均点は6点であることが与えられている。このとき、英語の得点の分散を求める。

分散統計平均データの分析
2025/4/11

20本のくじの中に当たりくじが5本入っています。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引きます。引いたくじは元に戻しません。 このとき、以下の確率を求めます。 * Aが当たる確率 * Aが外れ、Bが当...

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が入っており、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率事象独立事象組み合わせ
2025/4/10

20本のくじの中に当たりくじが5本ある。A, Bの2人がこの順に1本ずつくじを引く。引いたくじは元に戻さない。このとき、Aが当たる確率、Aが外れてBが当たる確率、そしてBが当たる確率をそれぞれ求める。

確率条件付き確率くじ引き
2025/4/10

1つのサイコロを5回続けて投げるとき、奇数の目がちょうど4回出る確率と、4回以上出る確率を求める問題です。

確率二項分布サイコロ
2025/4/10

袋Aには赤玉3個、白玉5個が、袋Bには赤玉4個、白玉4個が入っている。それぞれの袋から玉を1個ずつ取り出すとき、両方とも赤玉が出る確率を求める問題です。

確率独立事象確率の乗法定理
2025/4/10

(1) 1から4までの整数が書かれた4枚のカードから2枚を同時に引くとき、引いたカードに書かれた数の和が3の倍数になる確率を求める。 (2) 袋の中に1, 1, 2, 3, 3, 4の数字が書かれた6...

確率組み合わせ条件付き確率
2025/4/10

赤球5個と白球3個が入った袋から、3個の球を同時に取り出すとき、取り出した3個の球が全て同じ色である確率を求める。

確率組み合わせ場合の数
2025/4/10

2科目の小テストに関する5人の生徒の得点データが与えられています。それぞれの科目の得点を変量 $x$ , $y$ とするとき、変量 $x$ , $y$ の相関係数を求める問題です。

相関係数統計データ分析標準偏差共分散
2025/4/10