兄は所持金の $\frac{3}{4}$ を、弟は所持金の $\frac{1}{2}$ を出し合い、兄弟で5000円のバットを1割引で買いました。残金は弟の方が兄より500円多くなりました。兄と弟のはじめの所持金を求めなさい。

代数学連立方程式文章問題割合
2025/4/3

1. 問題の内容

兄は所持金の 34\frac{3}{4} を、弟は所持金の 12\frac{1}{2} を出し合い、兄弟で5000円のバットを1割引で買いました。残金は弟の方が兄より500円多くなりました。兄と弟のはじめの所持金を求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、バットの値段を計算します。5000円の1割引は、 5000×0.1=5005000 \times 0.1 = 500 円なので、バットの値段は 5000500=45005000 - 500 = 4500 円です。
次に、兄の所持金を xx 、弟の所持金を yy とします。
兄が出した金額は 34x\frac{3}{4}x 、弟が出した金額は 12y\frac{1}{2}y で、合わせて4500円なので、以下の式が成り立ちます。
34x+12y=4500\frac{3}{4}x + \frac{1}{2}y = 4500
残金について、兄の残金は x34x=14xx - \frac{3}{4}x = \frac{1}{4}x 、弟の残金は y12y=12yy - \frac{1}{2}y = \frac{1}{2}y です。弟の残金は兄の残金より500円多いので、以下の式が成り立ちます。
12y=14x+500\frac{1}{2}y = \frac{1}{4}x + 500
上記2つの式を連立方程式として解きます。2つ目の式を2倍すると、 y=12x+1000y = \frac{1}{2}x + 1000 となります。
これを1つ目の式に代入します。
34x+12(12x+1000)=4500\frac{3}{4}x + \frac{1}{2}(\frac{1}{2}x + 1000) = 4500
34x+14x+500=4500\frac{3}{4}x + \frac{1}{4}x + 500 = 4500
x+500=4500x + 500 = 4500
x=4000x = 4000
兄の所持金は4000円です。
次に、弟の所持金を求めます。
y=12x+1000=12(4000)+1000=2000+1000=3000y = \frac{1}{2}x + 1000 = \frac{1}{2}(4000) + 1000 = 2000 + 1000 = 3000
弟の所持金は3000円です。

3. 最終的な答え

兄の所持金: 4000円
弟の所持金: 3000円

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