次の行列の方程式の解 $X$ を $A$, $B$ の式で表す問題です。 (1) $4(X + 2A) = 3(2X - 7A)$ (2) $BXB^{-1} = A$

代数学線形代数行列方程式行列の演算
2025/7/21

1. 問題の内容

次の行列の方程式の解 XXAA, BB の式で表す問題です。
(1) 4(X+2A)=3(2X7A)4(X + 2A) = 3(2X - 7A)
(2) BXB1=ABXB^{-1} = A

2. 解き方の手順

(1)
まず、与えられた式を展開します。
4X+8A=6X21A4X + 8A = 6X - 21A
次に、XX を含む項を一方に、それ以外の項をもう一方にまとめます。
6X4X=8A+21A6X - 4X = 8A + 21A
2X=29A2X = 29A
両辺を2で割ります。
X=292AX = \frac{29}{2}A
(2)
与えられた式は BXB1=ABXB^{-1} = A です。
この式の両辺に左から B1B^{-1} を、右から BB を掛けます。
B1(BXB1)B=B1ABB^{-1}(BXB^{-1})B = B^{-1}AB
(B1B)X(B1B)=B1AB(B^{-1}B)X(B^{-1}B) = B^{-1}AB
IXI=B1ABIXI = B^{-1}AB
X=B1ABX = B^{-1}AB

3. 最終的な答え

(1) X=292AX = \frac{29}{2}A
(2) X=B1ABX = B^{-1}AB

「代数学」の関連問題

$n$変数の多項式 $f(x_1, ..., x_n)$ と置換 $\sigma \in S_n$ に対して、$\sigma f(x_1, ..., x_n) = f(x_{\sigma(1)}, ....

置換多項式対称性群論
2025/7/21

与えられた式 $2x^2 + 8ax + 6a^2 -x + a - 1$ を因数分解せよ。

因数分解二次式多項式
2025/7/21

自然数 $n$ に対して、与えられた2つの2x2行列 $A$ の $n$ 乗 $A^n$ を求める問題です。 (1) $A = \begin{pmatrix} 1 & 2 \\ 2 & 1 \end{...

行列固有値固有ベクトル行列のべき乗
2025/7/21

与えられた式 $x^2 + 2xy - 3y^2 - 5x + y + 4$ を因数分解せよ。

因数分解多項式二次式
2025/7/21

与えられた2つの2次関数について、最大値または最小値を求める問題です。 (1) $y = 2(x+2)^2 - 1$ (2) $y = -(x-2)^2 + 5$

二次関数最大値最小値平方完成グラフ
2025/7/21

与えられた5つの二次方程式を解きます。5番目の問題については、実数解が存在しない場合は「なし」と答えます。

二次方程式因数分解解の公式実数解
2025/7/21

与えられた二次関数を $y = (x-p)^2 + q$ の形に変形する(平方完成する)問題です。対象となる二次関数は以下の4つです。 (1) $y = x^2 - 2x$ (2) $y = x^2 ...

二次関数平方完成
2025/7/21

与えられた2つの2次関数 $y=(x+1)^2$ と $y=-(x+1)^2$ について、それぞれのグラフを描く問題です。座標平面が与えられています。

二次関数グラフ放物線平行移動対称移動
2025/7/21

与えられた置換の積を計算する問題です。具体的には、以下の4つの問題を解きます。 (1) $\begin{pmatrix} 1 & 2 & 3 \\ 3 & 1 & 2 \end{pmatrix} \b...

置換群論巡回置換
2025/7/21

問題は、以下の2つの2次関数について、グラフの頂点と軸を求め、グラフを描くことです。 (1) $y = 2x^2 - 3$ (2) $y = -2x^2 + 2$

二次関数グラフ頂点放物線
2025/7/21