## 問題の解答
以下に、画像にある数学の問題の解答を示します。
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3. 行列 A = $\begin{pmatrix} 1 & 2 \\ 3 & 6 \end{pmatrix}$ の定める1次変換を $f$ とする。
#### (1) 点 (1, 1) の による像を求めよ。
**解き方の手順**
点 (1, 1) の像は、行列 とベクトル の積で求められます。
**最終的な答え**
点 (1, 1) の による像は (3, 9) です。
#### (2) 直線 の による像を求めよ。
**解き方の手順**
直線 は と表せます。この直線上の点 が によってどのように写されるかを考えます。
ここで、像の座標を とすると、、 となります。
が得られます。
**最終的な答え**
直線 の による像は直線 です。
#### (3) 零ベクトル の による逆像を求めよ。
**解き方の手順**
零ベクトルの逆像は、 を満たすベクトル を求めることで求められます。
この連立方程式は、 を意味します。したがって、 となります。
**最終的な答え**
零ベクトルの による逆像は、直線 上の全ての点です。
#### (4) は1対1対応 (全単射) であるかどうか判定せよ。
**解き方の手順**
が1対1対応であるためには、異なる点が異なる点に写される必要があります。また、任意の点が像として存在する必要があります。
行列 の行列式を計算すると、
行列式が0であるため、 は正則行列ではありません。したがって、 は全単射ではありません。
**最終的な答え**
は1対1対応(全単射)ではありません。
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5. 行列 A = $\begin{pmatrix} 3 & -1 \\ 4 & -2 \end{pmatrix}$ の固有値、固有ベクトルを求めよ。
**解き方の手順**
固有値を求めるために、固有方程式 を解きます。ここで、 は単位行列、 は固有値です。
これを展開すると、
したがって、固有値は と です。
次に、それぞれの固有値に対する固有ベクトルを求めます。
* の場合:
を解きます。
より、 となります。したがって、固有ベクトルは ( は0でない任意のスカラー)です。
* の場合:
を解きます。
より、 となります。したがって、固有ベクトルは ( は0でない任意のスカラー)です。
**最終的な答え**
固有値は 、 です。それぞれの固有値に対応する固有ベクトルは、 に対して 、 に対して ( は0でない任意のスカラー)です。
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6. 行列 A = $\begin{pmatrix} 2 & 6 \\ 6 & -7 \end{pmatrix}$ と自然数 n に対して、A^n を求めよ。
**解き方の手順**
行列 を対角化することで、 を計算します。まず、 の固有値と固有ベクトルを求めます。
これは問題5と同様の手順で行います。
固有方程式 を解きます。
したがって、固有値は と です。
次に、それぞれの固有値に対する固有ベクトルを求めます。
* の場合:
を解きます。
より、 となります。したがって、固有ベクトルは ( は0でない任意のスカラー)です。
* の場合:
を解きます。
より、 となります。したがって、固有ベクトルは ( は0でない任意のスカラー)です。
とおくと、 となります。
より、 となります。
**最終的な答え**
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**注意:**
問題1, 2,