数列 $\{a_n\}$ が以下の漸化式で定義されているとき、一般項 $a_n$ を求めよ。 $a_1 = 2, \quad a_{n+1} = \frac{a_n}{3a_n + 1}$

代数学数列漸化式一般項等差数列
2025/7/21
## 問題 B-1(1) の解答

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\} が以下の漸化式で定義されているとき、一般項 ana_n を求めよ。
a1=2,an+1=an3an+1a_1 = 2, \quad a_{n+1} = \frac{a_n}{3a_n + 1}

2. 解き方の手順

まず、与えられた漸化式の逆数をとることを考えます。
1an+1=3an+1an=3+1an\frac{1}{a_{n+1}} = \frac{3a_n + 1}{a_n} = 3 + \frac{1}{a_n}
ここで、bn=1anb_n = \frac{1}{a_n} とおくと、
bn+1=3+bnb_{n+1} = 3 + b_n
この漸化式は、公差が 33 の等差数列を表しています。
b1=1a1=12b_1 = \frac{1}{a_1} = \frac{1}{2} なので、bnb_n の一般項は、
bn=b1+(n1)d=12+(n1)×3=3n52=6n52b_n = b_1 + (n-1)d = \frac{1}{2} + (n-1) \times 3 = 3n - \frac{5}{2} = \frac{6n-5}{2}
したがって、ana_n
an=1bn=26n5a_n = \frac{1}{b_n} = \frac{2}{6n-5}

3. 最終的な答え

an=26n5a_n = \frac{2}{6n-5}

「代数学」の関連問題

商品Pの価格は商品Qの価格の1.5倍であった。その後、どちらも200円値上がりした結果、商品Pの価格は商品Qの価格の1.4倍になった。現在の商品の価格を求めよ。

方程式文章問題一次方程式
2025/7/22

与えられた式 $\frac{1}{8}(x+3y) - \frac{1}{6}(2x+y)$ を簡略化せよ。

式の簡略化分数一次式
2025/7/22

与えられた8個の2次方程式を解く問題です。

二次方程式因数分解方程式の解
2025/7/22

与えられた5x5行列の行列式を計算する問題です。行列は以下の通りです。 $ \begin{vmatrix} 3 & 5 & 1 & 2 & -1 \\ 2 & 6 & 0 & 9 & 1 \\ 0 &...

行列式線形代数余因子展開
2025/7/22

与えられた関数の定義域に対する値域を求めます。 (1) $y = 2x^2$ ($1 \le x < 2$) (2) $y = 2x^2$ ($-1 \le x < 2$)

二次関数定義域値域最大値最小値
2025/7/22

与えられた式を計算して簡略化します。問題の式は以下の通りです。 $\frac{2}{3 + \sqrt{5} - \sqrt{14}} + \frac{2}{3 + \sqrt{5} + \sqrt{...

式の計算有理化平方根
2025/7/22

実数 $a$, $b$, $x$ が与えられており、以下の条件を満たします。 * $a+b=3$ * $ab=1$ * $x-\frac{1}{x}=2$ また、$A = ax - \fr...

式の計算代数方程式式の値分数式
2025/7/22

問題文は次の計算の答えがあうように、ア〜エに×, ÷の記号のどちらかを当てはめるというものです。 (1) $18x^2y^3$ ア $9x$ イ $y = 2xy^2$ (2) $3a^2$ ウ $4...

式の計算割り算文字式
2025/7/22

$a-b = \sqrt{3}$、 $ab=1$ を満たす正の数 $a$、$b$ がある。 (1) $a^2+b^2$ の値と、$a+b$ の値をそれぞれ求めよ。 (2) $x = a^2-\sqrt...

式の計算平方根数式変形絶対値
2025/7/22

$a = -5$、$b = \frac{1}{4}$ のとき、次の式の値を求めます。 (1) $3(-3a - b) - 5(-a + b)$ (2) $8ab^2 \div (-2b)$ (3) $...

式の計算代入展開約分
2025/7/22