(1) 連立一次方程式 Ax=b を消去法で解く。 拡大係数行列 (A∣b) を作る。 (A∣b)=11−13140−13∣∣∣210 1行目を基準に、2行目から1行目を引き、3行目に1行目を足す。
1003−270−13∣∣∣2−12 次に、2行目を基準に、3行目から2行目の7/2倍を引く。
1003−200−1−21∣∣∣2−1−23 よって、
−21z=−23 より z=3 −2y−z=−1 より −2y−3=−1 なので y=−1 x+3y=2 より x−3=2 なので x=5 したがって x=5−13 (2) 逆行列 A−1 を行基本変形によって求める。 (A∣I)の形からスタートする。 11−13140−13∣∣∣100010001 1行目を基準に、2行目から1行目を引き、3行目に1行目を足す。
1003−270−13∣∣∣1−11010001 2行目を基準に、3行目に2行目の7/2倍を足す。
1003−200−1−21∣∣∣1−1−250127001 3行目を-2倍、2行目を-1倍する。
100320011∣∣∣1150−1−700−2 2行目を基準に、1行目から2行目の3/2倍を引く。
100020−2311∣∣∣−211523−1−700−2 1行目に3行目の3/2倍を足し、2行目から3行目を引く。
100020001∣∣∣7−45−96−7−32−2 2行目を1/2倍する。
100010001∣∣∣7−25−93−7−31−2 よって、A−1=7−25−93−7−31−2 (3) 連立一次方程式 Ax=b を(2)で求めた逆行列を用いて解く。 x=A−1b x=7−25−93−7−31−2210=14−9−4+310−7=5−13