2つのサイコロを同時に投げて、出た目の偶奇が一致したら「成功」、一致しなかったら「失敗」とする。この試行を3回行うとき、「成功」の回数の期待値を求める。

確率論・統計学確率期待値二項分布サイコロ
2025/7/21

1. 問題の内容

2つのサイコロを同時に投げて、出た目の偶奇が一致したら「成功」、一致しなかったら「失敗」とする。この試行を3回行うとき、「成功」の回数の期待値を求める。

2. 解き方の手順

まず、1回の試行で「成功」する確率を計算する。
2つのサイコロの出目の組み合わせは 6×6=366 \times 6 = 36 通りである。
2つのサイコロの出目の偶奇が一致する場合:
* 両方とも偶数の場合:3×3=93 \times 3 = 9 通り
* 両方とも奇数の場合:3×3=93 \times 3 = 9 通り
したがって、「成功」する組み合わせは 9+9=189 + 9 = 18 通り。
したがって、1回の試行で「成功」する確率は
p=1836=12p = \frac{18}{36} = \frac{1}{2}
この試行を3回行うとき、「成功」する回数の期待値は、二項分布の期待値として計算できる。
二項分布において、試行回数 nn、成功確率 pp のとき、期待値 EE
E=npE = np
で与えられる。
この問題では、n=3n = 3, p=12p = \frac{1}{2} なので、
E=3×12=32E = 3 \times \frac{1}{2} = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

3
/
2

「確率論・統計学」の関連問題

全部で14種類のカードがあり、箱Aには4種類、箱Bには4種類、箱Cには6種類のカードが入っている。各箱から2枚ずつカードを取り出すとき、取り出し方は全部で何通りあるか。

組み合わせ場合の数組合せ
2025/7/25

11種類の玉を、Aに8個、Bに2個、Cに1個の順に3つのグループに分ける方法は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数順列
2025/7/25

44枚の異なるカードから42枚選ぶときの選び方の総数を求める問題です。

組み合わせ二項係数場合の数
2025/7/25

10人の人を3人のグループと7人のグループに分け、それぞれのグループから1人ずつリーダーを選ぶ方法は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数組み合わせ論
2025/7/25

サイコロを4回投げて出た目を順にA, B, C, Dとするとき、$A < B < C < D$ となるような場合の数を求める問題です。

組み合わせ確率場合の数サイコロ
2025/7/25

10種類の玉を、Aに7個、Bに2個、Cに1個とグループ分けする方法が何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数順列組合せ
2025/7/25

A, B, Cの3つの箱に玉が入っている。Aには赤玉が3個、白玉が5個入っており、それぞれの玉には異なる数字が書かれているため区別できる。Bには7個、Cには8個の異なる玉が入っている。Aから赤玉を引い...

組み合わせ確率場合の数玉の取り出し
2025/7/25

全部で15種類のカードがあり、箱Aには5種類、箱Bには4種類、箱Cには6種類が入っている。各箱から3枚ずつカードを取り出すとき、取り出し方は全部で何通りか。

組み合わせ場合の数組合せ
2025/7/25

15人の中から3人を選び、選ばれた3人の中からリーダーを1人選ぶとき、全部で何通りの組が作れるか。

組み合わせ場合の数順列確率
2025/7/25

1円玉、5円玉、10円玉をこの順に投げるとき、表と裏の出方は何通りあるか。

確率組み合わせ積の法則
2025/7/25