この問題は、整数に関するいくつかの計算問題です。具体的には、素因数分解、最大公約数、互除法、剰余、n進数などの概念を扱っています。

数論整数素因数分解最大公約数最小公倍数互除法剰余n進法
2025/7/21

1. 問題の内容

この問題は、整数に関するいくつかの計算問題です。具体的には、素因数分解、最大公約数、互除法、剰余、n進数などの概念を扱っています。

2. 解き方の手順

[1]
(1) 264と396を素因数分解します。
264=2×132=2×2×66=2×2×2×33=23×3×11264 = 2 \times 132 = 2 \times 2 \times 66 = 2 \times 2 \times 2 \times 33 = 2^3 \times 3 \times 11
396=2×198=2×2×99=22×3×33=22×32×11396 = 2 \times 198 = 2 \times 2 \times 99 = 2^2 \times 3 \times 33 = 2^2 \times 3^2 \times 11
ア=3, イ=3, ウエ=11
オ=2, カ=2, キ=2, クケ=11
(2) 264と396の最大公約数(GCD)と最小公倍数(LCM)を求めます。
GCD(264, 396) = 22×3×11=4×3×11=1322^2 \times 3 \times 11 = 4 \times 3 \times 11 = 132
LCM(264, 396) = 23×32×11=8×9×11=7922^3 \times 3^2 \times 11 = 8 \times 9 \times 11 = 792
コサシ=132, スセソ=792
[2]
465と124の最大公約数を互除法を用いて求めます。
465=124×3+93465 = 124 \times 3 + 93
124=93×1+31124 = 93 \times 1 + 31
93=31×3+093 = 31 \times 3 + 0
したがって、最大公約数は31です。
タチ=93, ツテ=31, ト=3, ナニ=31
[3]
aを6で割ると2余り、bを6で割ると5余ります。つまり、a=6k+2a = 6k + 2b=6l+5b = 6l + 5(k, lは整数)と表せます。
(1) a+b=(6k+2)+(6l+5)=6k+6l+7=6(k+l+1)+1a + b = (6k + 2) + (6l + 5) = 6k + 6l + 7 = 6(k + l + 1) + 1
したがって、a+ba + bを6で割った余りは1です。
ヌ=1
(2) ab=(6k+2)(6l+5)=36kl+30k+12l+10=6(6kl+5k+2l+1)+4ab = (6k + 2)(6l + 5) = 36kl + 30k + 12l + 10 = 6(6kl + 5k + 2l + 1) + 4
したがって、ababを6で割った余りは4です。
ネ=4
(3) a2=(6k+2)2=36k2+24k+4=6(6k2+4k)+4a^2 = (6k + 2)^2 = 36k^2 + 24k + 4 = 6(6k^2 + 4k) + 4
したがって、a2a^2を6で割った余りは4です。
ノ=4
[4]
3進法で表された数1021(3)1021_{(3)}を10進法で表します。
1021(3)=1×33+0×32+2×31+1×30=1×27+0×9+2×3+1×1=27+0+6+1=341021_{(3)} = 1 \times 3^3 + 0 \times 3^2 + 2 \times 3^1 + 1 \times 3^0 = 1 \times 27 + 0 \times 9 + 2 \times 3 + 1 \times 1 = 27 + 0 + 6 + 1 = 34
ハヒ=34
[5]
51を5進法で表します。
51÷5=1051 \div 5 = 10 余り 11
10÷5=210 \div 5 = 2 余り 00
2÷5=02 \div 5 = 0 余り 22
したがって、51=201(5)51 = 201_{(5)}
フヘホ=201

3. 最終的な答え

[1] (1) ア=3, イ=3, ウエ=11, オ=2, カ=2, キ=2, クケ=11 (2) コサシ=132, スセソ=792
[2] タチ=93, ツテ=31, ト=3, ナニ=31
[3] (1) ヌ=1 (2) ネ=4 (3) ノ=4
[4] ハヒ=34
[5] フヘホ=201

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