座標平面上に点A(7, 1)がある。直線 $l$ は $y = \frac{x}{2}$ である。 (1) x軸に関して点Aと対称な点Bの座標を求めよ。また、直線 $l$ に関して点Aと対称な点Cの座標を求めよ。 (2) 点Pはx軸上を動き、点Qは直線 $l$ 上を動くとき、AP+PQ+QA を最小にする点P, Qの座標を求めよ。

幾何学座標平面対称移動直線の方程式距離の最小化
2025/7/21
## 回答

1. 問題の内容

座標平面上に点A(7, 1)がある。直線 lly=x2y = \frac{x}{2} である。
(1) x軸に関して点Aと対称な点Bの座標を求めよ。また、直線 ll に関して点Aと対称な点Cの座標を求めよ。
(2) 点Pはx軸上を動き、点Qは直線 ll 上を動くとき、AP+PQ+QA を最小にする点P, Qの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
x軸に関して点A(7, 1)と対称な点Bは、x座標は変わらず、y座標の符号が変わる。したがって、点Bの座標は (7, -1)となる。
次に、直線 l:y=x2l: y = \frac{x}{2} に関して点A(7, 1)と対称な点Cの座標を求める。点Cの座標を(s, t)とする。
線分ACの中点Mは直線 ll 上にあるので、
1+t2=127+s2\frac{1+t}{2} = \frac{1}{2} \cdot \frac{7+s}{2}
2(1+t)=7+s2(1+t) = 7+s
s2t=5s - 2t = -5 ...(1)
また、直線ACは直線 ll と直交するので、直線ACの傾きは -2となる。
t1s7=2\frac{t-1}{s-7} = -2
t1=2(s7)t - 1 = -2(s-7)
t1=2s+14t - 1 = -2s + 14
2s+t=152s + t = 15 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(1)より s=2t5s = 2t - 5
これを(2)に代入すると、
2(2t5)+t=152(2t - 5) + t = 15
4t10+t=154t - 10 + t = 15
5t=255t = 25
t=5t = 5
s=2(5)5=5s = 2(5) - 5 = 5
したがって、点Cの座標は (5, 5)となる。
(2)
点A(7, 1)をx軸に関して対称な点B(7, -1)とする。さらに、点Aを直線 ll に関して対称な点C(5, 5)とする。
AP+PQ+QA を最小にするには、BP+PQ+QA を最小にすればよい。さらに、BP+PQ+QC を最小にすればよい。
点B, Cは固定されているので、BP+PQ+QC が最小となるのは、B, P, Q, Cが一直線上にあるときである。
x軸と直線BCの交点が点Pとなる。
直線BCの方程式を求める。
傾きは 5(1)57=62=3\frac{5 - (-1)}{5 - 7} = \frac{6}{-2} = -3
よって、直線BCの方程式は y(1)=3(x7)y - (-1) = -3(x - 7)
y+1=3x+21y + 1 = -3x + 21
y=3x+20y = -3x + 20
x軸との交点は、y = 0なので、
0=3x+200 = -3x + 20
3x=203x = 20
x=203x = \frac{20}{3}
よって、点Pの座標は (203,0)(\frac{20}{3}, 0)
次に、直線BCと直線 l:y=x2l: y = \frac{x}{2} の交点が点Qとなる。
連立方程式を解く。
y=3x+20y = -3x + 20
y=x2y = \frac{x}{2}
x2=3x+20\frac{x}{2} = -3x + 20
x=6x+40x = -6x + 40
7x=407x = 40
x=407x = \frac{40}{7}
y=12407=207y = \frac{1}{2} \cdot \frac{40}{7} = \frac{20}{7}
よって、点Qの座標は (407,207)(\frac{40}{7}, \frac{20}{7})

3. 最終的な答え

(1) 点B(7, -1), 点C(5, 5)
(2) 点P(203\frac{20}{3}, 0), 点Q(407\frac{40}{7}, 207\frac{20}{7})

「幾何学」の関連問題

以下の3つの円の方程式を求める問題です。 (1) 中心が $(1, -4)$ で半径が $3$ の円の方程式を求めます。 (2) 中心が $(-1, 2)$ で原点を通る円の方程式を求めます。 (3)...

円の方程式座標平面
2025/7/22

問題1: (1) 2点 $A(-1, 3)$、$B(3, 1)$ について、線分 $AB$ を $2:1$ に内分する点 $P$ の座標を求める。 (2) 線分 $AB$ を $1:2$ に外分する点...

座標平面内分点外分点対称点中点
2025/7/22

放物線 $y = 2x^2$ と直線 $l: y = -2x + 12$ が2点A, Bで交わっている。点C, Pはそれぞれ直線 $l$ と $y$ 軸, $x$ 軸との交点である。 (1) 点A, ...

放物線直線交点座標面積比
2025/7/22

放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上の $0 < x < 6$ の範囲を動く点Pと、y軸上の点A(0, 18)を結ぶ直線がx軸と交わる点をQとする。 (1) 三角形AOPの面積が27の...

放物線直線面積座標
2025/7/22

放物線 $y = -\frac{1}{3}x^2$上に点B, Cがあり、線分OAを対角線とする正方形ABOCが存在する。点Dは直線ACと放物線の交点のうちCと異なる点である。 (1) 点Bの座標を求め...

放物線正方形座標面積台形
2025/7/22

放物線 $y = x^2$ 上に3点A, B, Cがあり、それぞれのx座標は-2, -1, 5である。放物線上に点DをAC//BDとなるようにとるとき、点Dの座標と台形ABDCの面積を求める。

放物線座標台形面積傾き直線の方程式距離
2025/7/22

1組の三角定規を組み合わせて作った角(あ)と(い)の角度をそれぞれ計算で求める問題です。

角度三角定規三角形角度計算
2025/7/22

半径3cm、中心角120°のおうぎ形の弧の長さと面積を求めます。

おうぎ形弧の長さ面積
2025/7/22

平面上のベクトル $\vec{a}, \vec{b}$ が $|\vec{a}| = |\vec{b}| = 1, \vec{a} \cdot \vec{b} = -\frac{1}{2}$ を満たす...

ベクトル内積絶対値不等式
2025/7/22

直角三角形ABCにおいて、∠B = 90度、∠C = 30度、辺BCの長さが6のとき、辺ABの長さxを求める問題です。

直角三角形三角比tan辺の長さ角度
2025/7/22