放物線 $y = x^2$ 上に3点A, B, Cがあり、それぞれのx座標は-2, -1, 5である。放物線上に点DをAC//BDとなるようにとるとき、点Dの座標と台形ABDCの面積を求める。

幾何学放物線座標台形面積傾き直線の方程式距離
2025/7/22

1. 問題の内容

放物線 y=x2y = x^2 上に3点A, B, Cがあり、それぞれのx座標は-2, -1, 5である。放物線上に点DをAC//BDとなるようにとるとき、点Dの座標と台形ABDCの面積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Dの座標を求める
まず、点A, B, Cの座標を求める。
Aのx座標は-2なので、y座標は (2)2=4(-2)^2 = 4。よってA(-2, 4)
Bのx座標は-1なので、y座標は (1)2=1(-1)^2 = 1。よってB(-1, 1)
Cのx座標は5なので、y座標は 52=255^2 = 25。よってC(5, 25)
直線ACの傾きは、
2545(2)=217=3\frac{25 - 4}{5 - (-2)} = \frac{21}{7} = 3
AC//BDより、直線BDの傾きも3である。
点Dのx座標をtとすると、点Dのy座標は t2t^2となる。よってD(t, t2t^2)
直線BDの傾きは、
t21t(1)=t21t+1=(t1)(t+1)t+1=t1\frac{t^2 - 1}{t - (-1)} = \frac{t^2 - 1}{t + 1} = \frac{(t - 1)(t + 1)}{t + 1} = t - 1
これが3に等しいので、
t1=3t - 1 = 3
t=4t = 4
よってD(4, 16)
(2) 台形ABDCの面積を求める
台形ABDCの面積は、(上底+下底)×高さ÷2で求められる。
上底ACの長さは、
(5(2))2+(254)2=72+212=49+441=490=710\sqrt{(5 - (-2))^2 + (25 - 4)^2} = \sqrt{7^2 + 21^2} = \sqrt{49 + 441} = \sqrt{490} = 7\sqrt{10}
下底BDの長さは、
(4(1))2+(161)2=52+152=25+225=250=510\sqrt{(4 - (-1))^2 + (16 - 1)^2} = \sqrt{5^2 + 15^2} = \sqrt{25 + 225} = \sqrt{250} = 5\sqrt{10}
台形の高さは、ACとBDの距離なので、点Bと直線ACの距離である。
直線ACの方程式は、y=3x+by = 3x + bで、A(-2, 4)を通るので、
4=3(2)+b4 = 3(-2) + b
4=6+b4 = -6 + b
b=10b = 10
よって、直線ACの方程式は、y=3x+10y = 3x + 10
3xy+10=03x - y + 10 = 0
点B(-1, 1)と直線ACの距離は、
3(1)1+1032+(1)2=31+109+1=610\frac{|3(-1) - 1 + 10|}{\sqrt{3^2 + (-1)^2}} = \frac{|-3 - 1 + 10|}{\sqrt{9 + 1}} = \frac{6}{\sqrt{10}}
台形ABDCの面積は、
(710+510)×6102=1210×6102=12×62=36\frac{(7\sqrt{10} + 5\sqrt{10}) \times \frac{6}{\sqrt{10}}}{2} = \frac{12\sqrt{10} \times \frac{6}{\sqrt{10}}}{2} = \frac{12 \times 6}{2} = 36

3. 最終的な答え

(1) 点Dの座標: (4, 16)
(2) 台形ABDCの面積: 36

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