円周上に点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。$\angle OAB = 20^\circ$, $\angle OCB = 25^\circ$であるとき、$\angle ABO = \theta$の大きさを求める問題。

幾何学角度二等辺三角形円周角の定理
2025/7/22

1. 問題の内容

円周上に点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。OAB=20\angle OAB = 20^\circ, OCB=25\angle OCB = 25^\circであるとき、ABO=θ\angle ABO = \thetaの大きさを求める問題。

2. 解き方の手順

まず、三角形OABと三角形OBCに着目します。
OA = OB = OC(円の半径)なので、三角形OABと三角形OBCはそれぞれ二等辺三角形です。
二等辺三角形OABにおいて、OAB=20\angle OAB = 20^\circなので、OBA=OAB=20\angle OBA = \angle OAB = 20^\circ
したがって、
θ=ABO=20\theta = \angle ABO = 20^\circ
二等辺三角形OBCにおいて、OCB=25\angle OCB = 25^\circなので、OBC=OCB=25\angle OBC = \angle OCB = 25^\circ
したがって、
ABC=ABO+OBC=20+25=45\angle ABC = \angle ABO + \angle OBC = 20^\circ + 25^\circ = 45^\circ
円周角の定理より、AOC=2ABC=2×45=90\angle AOC = 2 \angle ABC = 2 \times 45^\circ = 90^\circ
三角形OACにおいて、OA=OCOA = OCなので、二等辺三角形である。したがって、OAC=OCA\angle OAC = \angle OCA
OAC=OCA=20+25=45\angle OAC = \angle OCA = 20^\circ + 25^\circ = 45^\circ.
AOC=1802×45=90\angle AOC = 180^\circ - 2 \times 45^\circ = 90^\circ
AOB=1802×20=140\angle AOB = 180^\circ - 2 \times 20^\circ = 140^\circ
BOC=1802×25=130\angle BOC = 180^\circ - 2 \times 25^\circ = 130^\circ
したがって、θ=ABO=OBA=20\theta = \angle ABO = \angle OBA = 20^\circ 
OBC=OCB=25\angle OBC = \angle OCB = 25^\circ
ABC=ABO+OBC=20+25=45\angle ABC = \angle ABO + \angle OBC = 20^\circ + 25^\circ = 45^\circ.

3. 最終的な答え

45°

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