問題文は、座標平面における円 $C_1: x^2 + y^2 = 4$ と円 $C_2: (x-8)^2 + y^2 = 16$ について、円 $C_2$ に接する直線の方程式を求める方法を考える問題です。具体的には、点P(p, q) が円 $C_1$ 上にあるとき、$p^2 + q^2 = 4$ が成り立ち、点Pにおける $C_1$ の接線 $l$ の方程式を求めます。また、原点(0, 0) と点Pを結ぶ直線 $m$ と、接線 $l$ の関係を考察し、条件を満たす点Pの座標を求めます。

幾何学接線座標平面点と直線の距離方程式
2025/7/22

1. 問題の内容

問題文は、座標平面における円 C1:x2+y2=4C_1: x^2 + y^2 = 4 と円 C2:(x8)2+y2=16C_2: (x-8)^2 + y^2 = 16 について、円 C2C_2 に接する直線の方程式を求める方法を考える問題です。具体的には、点P(p, q) が円 C1C_1 上にあるとき、p2+q2=4p^2 + q^2 = 4 が成り立ち、点Pにおける C1C_1 の接線 ll の方程式を求めます。また、原点(0, 0) と点Pを結ぶ直線 mm と、接線 ll の関係を考察し、条件を満たす点Pの座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 直線 mm は原点(0, 0)と点P(p, q)を結ぶ直線なので、その傾きは qp\frac{q}{p} です。接線 ll は直線 mm と垂直なので、ll の傾きは pq-\frac{p}{q} となります。点P(p, q)における円 C1C_1 の接線の方程式は、px+qy=4px + qy = 4 で表されます。
したがって、空欄「エ」には pq-\frac{p}{q} が入り、「オ」には pq-\frac{p}{q} が入り、「カ」には px+qy=4px + qy = 4 が入ります。
(2) p=0 または q=0 の場合も、px+qy=4px + qy = 4 の表す直線は、Pにおける C1C_1 の接線となることがわかります。
(3) C1C_1 に接する直線が C2C_2 にも接するのは、C2C_2 の中心 (8, 0) と接線 ll の距離が、C2C_2 の半径である4に等しいときです。つまり、点と直線の距離の公式より、
8p+0q4p2+q2=4\frac{|8p + 0q - 4|}{\sqrt{p^2 + q^2}} = 4
8p4=4p2+q2|8p - 4| = 4\sqrt{p^2 + q^2}
2p1=p2+q2|2p - 1| = \sqrt{p^2 + q^2}
両辺を2乗して、4p24p+1=p2+q24p^2 - 4p + 1 = p^2 + q^2
3p24p+1=q23p^2 - 4p + 1 = q^2
ここで、p2+q2=4p^2 + q^2 = 4 より、q2=4p2q^2 = 4 - p^2 なので、
3p24p+1=4p23p^2 - 4p + 1 = 4 - p^2
4p24p3=04p^2 - 4p - 3 = 0
(2p3)(2p+1)=0(2p - 3)(2p + 1) = 0
p=32,12p = \frac{3}{2}, -\frac{1}{2}
よって、空欄「キ」には C2C_2 の中心と ll の距離が、C2C_2 の半径に等しいが入ります。
(4) p = 3/2のとき、q = ±4(3/2)2=±7/2\pm \sqrt{4 - (3/2)^2} = \pm \sqrt{7}/2
p = -1/2のとき、q = ±4(1/2)2=±15/2\pm \sqrt{4 - (-1/2)^2} = \pm \sqrt{15}/2
したがって、円 C1C_1 に接し、C2C_2 に接するときのPの座標は、
(32,72),(32,72),(12,152),(12,152)(\frac{3}{2}, \frac{\sqrt{7}}{2}), (\frac{3}{2}, -\frac{\sqrt{7}}{2}), (-\frac{1}{2}, \frac{\sqrt{15}}{2}), (-\frac{1}{2}, -\frac{\sqrt{15}}{2}) となります。

3. 最終的な答え

エ: pq-\frac{p}{q}
オ: pq-\frac{p}{q}
カ: px+qy=4px + qy = 4
キ: C2C_2の中心と ll の距離が、C2C_2 の半径に等しい
ク: 3
ケ: 2
コサ: 7
シ: 2
ス: -1
セ: 2
ソ: 15
タ: 2

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