直線 $y = x + 2$ 上に点Pがあり、点Pからx軸に下ろした垂線の足をQとする。y軸と直線 $y = x + 2$ の交点をRとする。このとき、台形OQPRの面積が48であるとき、点Pの座標を求めよ。ただし、点Pのx座標は正である。

幾何学座標台形面積一次関数
2025/7/23

1. 問題の内容

直線 y=x+2y = x + 2 上に点Pがあり、点Pからx軸に下ろした垂線の足をQとする。y軸と直線 y=x+2y = x + 2 の交点をRとする。このとき、台形OQPRの面積が48であるとき、点Pの座標を求めよ。ただし、点Pのx座標は正である。

2. 解き方の手順

点Pのx座標を tt とする(t>0t > 0)。
点Pは直線 y=x+2y = x + 2 上にあるので、点Pのy座標は t+2t + 2 となる。よって、点Pの座標は (t,t+2)(t, t + 2) である。
点Qは点Pからx軸に下ろした垂線の足なので、点Qの座標は (t,0)(t, 0) となる。
点Rはy軸と直線 y=x+2y = x + 2 の交点なので、x=0x = 0y=x+2y = x + 2 に代入すると、y=0+2=2y = 0 + 2 = 2 となる。よって、点Rの座標は (0,2)(0, 2) である。
台形OQPRの面積は、(上底 + 下底) × 高さ ÷ 2 で求められる。
上底はRPであり、RPの長さは点Pのy座標から点Rのy座標を引いたものなので、RP=(t+2)2=tRP = (t + 2) - 2 = t となる。
下底はOQであり、OQの長さは点Qのx座標なので、OQ=tOQ = t となる。
高さはPQであり、PQの長さは点Pのy座標なので、PQ=t+2PQ = t + 2 となる。
したがって、台形OQPRの面積は、
(t+2+2)t2=48\frac{(t + 2 + 2)t}{2} = 48
(t+t)×(t+2)2=48\frac{(t + t) \times (t+2)}{2} = 48
t(t+2)=48t(t+2) = 48
t2+2t48=0t^{2} + 2t - 48 = 0
(t+8)(t6)=0(t + 8)(t - 6) = 0
t=8,6t = -8, 6
t>0t > 0 なので、t=6t = 6 である。
したがって、点Pの座標は (6,6+2)=(6,8)(6, 6 + 2) = (6, 8) となる。

3. 最終的な答え

点Pの座標は (6, 8) である。

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