直線 $l: y = 2x + 12$ と直線 $m: y = -x + 6$ が与えられています。これらの交点をA、直線 $l$ とx軸との交点をB、直線 $m$ とx軸との交点をC、直線 $m$ とy軸との交点をDとします。以下の問いに答えます。 (1) 点Aの座標を求めよ。 (2) 点B, C, Dの座標をそれぞれ求めよ。 (3) $\triangle ABC$ の面積を求めよ。 (4) 四角形ABODの面積を求めよ。 (5) 点Aを通り、$\triangle ABC$ の面積を二等分する直線の式を求めよ。 (6) 点Bを通り、$\triangle ABC$ の面積を二等分する直線の式を求めよ。

幾何学直線交点面積座標
2025/7/22

1. 問題の内容

直線 l:y=2x+12l: y = 2x + 12 と直線 m:y=x+6m: y = -x + 6 が与えられています。これらの交点をA、直線 ll とx軸との交点をB、直線 mm とx軸との交点をC、直線 mm とy軸との交点をDとします。以下の問いに答えます。
(1) 点Aの座標を求めよ。
(2) 点B, C, Dの座標をそれぞれ求めよ。
(3) ABC\triangle ABC の面積を求めよ。
(4) 四角形ABODの面積を求めよ。
(5) 点Aを通り、ABC\triangle ABC の面積を二等分する直線の式を求めよ。
(6) 点Bを通り、ABC\triangle ABC の面積を二等分する直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標は直線 ll と直線 mm の交点なので、連立方程式を解きます。
y=2x+12y = 2x + 12
y=x+6y = -x + 6
代入して 2x+12=x+62x + 12 = -x + 6
3x=63x = -6
x=2x = -2
y=(2)+6=8y = -(-2) + 6 = 8
よって、点Aの座標は (2,8)(-2, 8)
(2) 点Bの座標は直線 l:y=2x+12l: y = 2x + 12 とx軸 (y=0y = 0) の交点なので、
0=2x+120 = 2x + 12
2x=122x = -12
x=6x = -6
よって、点Bの座標は (6,0)(-6, 0)
点Cの座標は直線 m:y=x+6m: y = -x + 6 とx軸 (y=0y = 0) の交点なので、
0=x+60 = -x + 6
x=6x = 6
よって、点Cの座標は (6,0)(6, 0)
点Dの座標は直線 m:y=x+6m: y = -x + 6 とy軸 (x=0x = 0) の交点なので、
y=0+6=6y = -0 + 6 = 6
よって、点Dの座標は (0,6)(0, 6)
(3) ABC\triangle ABC の面積を求めます。底辺をBCと考えると、BC=6(6)=12BC = 6 - (-6) = 12。高さは点Aのy座標の絶対値なので、8です。
ABC=12×BC×高さ=12×12×8=48\triangle ABC = \frac{1}{2} \times BC \times \text{高さ} = \frac{1}{2} \times 12 \times 8 = 48
(4) 四角形ABODの面積は、AOD\triangle AODBOD\triangle BOD の面積の和です。
AOD=12×OD×xA=12×6×2=12×6×2=6\triangle AOD = \frac{1}{2} \times OD \times |x_A| = \frac{1}{2} \times 6 \times |-2| = \frac{1}{2} \times 6 \times 2 = 6
BOD=12×OB×OD=12×6×6=18\triangle BOD = \frac{1}{2} \times OB \times OD = \frac{1}{2} \times 6 \times 6 = 18
四角形ABODの面積 =AOD+BOD=6+18=24= \triangle AOD + \triangle BOD = 6 + 18 = 24
(5) 点Aを通り、ABC\triangle ABC の面積を二等分する直線は、辺BCの中点を通ります。
BCの中点をMとすると、M=(6+62,0+02)=(0,0)M = (\frac{-6+6}{2}, \frac{0+0}{2}) = (0, 0)。すなわち原点です。
点A (2,8)(-2, 8) と原点 (0,0)(0, 0) を通る直線の式は y=axy = ax で、8=a(2)8 = a(-2) より a=4a = -4
よって、求める直線の式は y=4xy = -4x
(6) 点Bを通り、ABC\triangle ABC の面積を二等分する直線は、辺ACの中点を通ります。
ACの中点をNとすると、N=(2+62,8+02)=(2,4)N = (\frac{-2+6}{2}, \frac{8+0}{2}) = (2, 4)
点B (6,0)(-6, 0) と点N (2,4)(2, 4) を通る直線の式を y=ax+by = ax + b とおくと、
0=6a+b0 = -6a + b
4=2a+b4 = 2a + b
引き算して 4=8a-4 = -8a より a=12a = \frac{1}{2}
b=6a=6×12=3b = 6a = 6 \times \frac{1}{2} = 3
よって、求める直線の式は y=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3

3. 最終的な答え

(1) A (2,8)(-2, 8)
(2) B (6,0)(-6, 0), C (6,0)(6, 0), D (0,6)(0, 6)
(3) 48
(4) 24
(5) y=4xy = -4x
(6) y=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3

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