問題は以下の通りです。 (1) 直線 $l$ は関数 $y = ax$ のグラフで、点 $A(3, 6)$ を通る。このとき、$a$ の値を求めよ。 (2) 直線 $m$ は点 $A(3, 6)$ と点 $B(0, 9)$ を通る。このとき、直線 $m$ の式を求めよ。 (3) $\triangle AOC$ を $x$ 軸を軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。ここで、$C$ は直線 $m$ と $x$ 軸の交点である。 (4) $\triangle AOD = \triangle AOP$ となるときの点 $P$ の座標をすべて求めよ。ここで、$D$ は座標 $(-1, 2)$ の点であり、$P$ は直線 $m$ 上の点である。

幾何学一次関数グラフ体積座標平面円錐面積
2025/7/22

1. 問題の内容

問題は以下の通りです。
(1) 直線 ll は関数 y=axy = ax のグラフで、点 A(3,6)A(3, 6) を通る。このとき、aa の値を求めよ。
(2) 直線 mm は点 A(3,6)A(3, 6) と点 B(0,9)B(0, 9) を通る。このとき、直線 mm の式を求めよ。
(3) AOC\triangle AOCxx 軸を軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。ここで、CC は直線 mmxx 軸の交点である。
(4) AOD=AOP\triangle AOD = \triangle AOP となるときの点 PP の座標をすべて求めよ。ここで、DD は座標 (1,2)(-1, 2) の点であり、PP は直線 mm 上の点である。

2. 解き方の手順

(1) 点 A(3,6)A(3, 6)y=axy = ax 上にあるので、6=a×36 = a \times 3 より、a=2a = 2
(2) 直線 mm は2点 A(3,6)A(3, 6)B(0,9)B(0, 9) を通るので、直線の式を y=bx+cy = bx + c とおくと、c=9c = 9
また、6=3b+96 = 3b + 9 より、3b=33b = -3 なので、b=1b = -1
したがって、直線 mm の式は y=x+9y = -x + 9
(3) 点 CC は直線 mmxx 軸の交点なので、y=0y = 0y=x+9y = -x + 9 に代入すると、0=x+90 = -x + 9 より、x=9x = 9。したがって、C(9,0)C(9, 0)
AOC\triangle AOCxx 軸を軸として1回転させると、底面の半径が AAyy 座標である 66、高さが OCOC の長さである 99 の円錐ができる。
その体積は、13π×62×9=13π×36×9=π×36×3=108π\frac{1}{3} \pi \times 6^2 \times 9 = \frac{1}{3} \pi \times 36 \times 9 = \pi \times 36 \times 3 = 108\pi
(4) 点 D(1,2)D(-1, 2)。直線 mm の式は y=x+9y = -x + 9。点 PP の座標を (x,y)(x, y) とおくと、PP は直線 mm 上にあるので、y=x+9y = -x + 9。したがって、P(x,x+9)P(x, -x + 9)
AOD\triangle AOD の面積は、底辺を ODOD と考えると、高さは AA から直線 ODOD までの距離となる。しかし、ここでは座標を使って面積を求める。
O(0,0)O(0, 0), A(3,6)A(3, 6), D(1,2)D(-1, 2) なので、AOD\triangle AOD の面積は 12(3×2)(6×(1))=126+6=12×12=6\frac{1}{2} |(3 \times 2) - (6 \times (-1))| = \frac{1}{2} |6 + 6| = \frac{1}{2} \times 12 = 6
AOP\triangle AOP の面積は、12(3×(x+9))(6×x)=123x+276x=129x+27\frac{1}{2} |(3 \times (-x + 9)) - (6 \times x)| = \frac{1}{2} |-3x + 27 - 6x| = \frac{1}{2} |-9x + 27|
AOD=AOP\triangle AOD = \triangle AOP より、129x+27=6\frac{1}{2} |-9x + 27| = 6 なので、9x+27=12|-9x + 27| = 12
9x+27=12-9x + 27 = 12 または 9x+27=12-9x + 27 = -12
9x=15-9x = -15 より x=159=53x = \frac{15}{9} = \frac{5}{3}。このとき、y=53+9=5+273=223y = -\frac{5}{3} + 9 = \frac{-5 + 27}{3} = \frac{22}{3}
9x=39-9x = -39 より x=399=133x = \frac{39}{9} = \frac{13}{3}。このとき、y=133+9=13+273=143y = -\frac{13}{3} + 9 = \frac{-13 + 27}{3} = \frac{14}{3}
したがって、P(53,223)P(\frac{5}{3}, \frac{22}{3}) または P(133,143)P(\frac{13}{3}, \frac{14}{3})

3. 最終的な答え

(1) a=2a = 2
(2) y=x+9y = -x + 9
(3) 108π cm3108\pi \text{ cm}^3
(4) P(53,223)P(\frac{5}{3}, \frac{22}{3}), P(133,143)P(\frac{13}{3}, \frac{14}{3})

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