放物線 $y = \frac{1}{2}x^2$ 上の $0 < x < 6$ の範囲を動く点Pと、y軸上の点A(0, 18)を結ぶ直線がx軸と交わる点をQとする。 (1) 三角形AOPの面積が27のとき、 ① 直線APの式を求めよ。 ② 三角形POQの面積を求めよ。 (2) 三角形POQの面積が三角形AOPの面積の2倍であるとき、点Pの座標を求めよ。

幾何学放物線直線面積座標
2025/7/22

1. 問題の内容

放物線 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上の 0<x<60 < x < 6 の範囲を動く点Pと、y軸上の点A(0, 18)を結ぶ直線がx軸と交わる点をQとする。
(1) 三角形AOPの面積が27のとき、
① 直線APの式を求めよ。
② 三角形POQの面積を求めよ。
(2) 三角形POQの面積が三角形AOPの面積の2倍であるとき、点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) ① 三角形AOPの面積が27であるとき、点Pの座標を求める。点Pのx座標を tt とすると、P(t,12t2)P(t, \frac{1}{2}t^2) と表せる。三角形AOPの面積は、12×AO×(Px座標)\frac{1}{2} \times AO \times (Pのx座標) で計算できるので、
12×18×t=27\frac{1}{2} \times 18 \times t = 27
9t=279t = 27
t=3t = 3
よって、点Pの座標は (3,92)(3, \frac{9}{2}) である。
次に、直線APの式を求める。A(0, 18)とP(3, 92\frac{9}{2})を通る直線の式を y=ax+by = ax + b とすると、
18=a×0+b18 = a \times 0 + b より b=18b = 18
92=3a+18\frac{9}{2} = 3a + 18
9=6a+369 = 6a + 36
6a=276a = -27
a=92a = -\frac{9}{2}
したがって、直線APの式は y=92x+18y = -\frac{9}{2}x + 18 となる。
(1) ② 直線APの式が y=92x+18y = -\frac{9}{2}x + 18 なので、点Qのx座標は 0=92x+180 = -\frac{9}{2}x + 18 より、
92x=18\frac{9}{2}x = 18
x=4x = 4
したがって、点Qの座標は (4, 0) である。
三角形POQの面積は、12×OQ×(Py座標)\frac{1}{2} \times OQ \times (Pのy座標) で計算できるので、
12×4×92=9\frac{1}{2} \times 4 \times \frac{9}{2} = 9
(2) 三角形POQの面積が三角形AOPの面積の2倍であるとき、三角形POQの面積は 27×2=5427 \times 2 = 54 である。点Pの座標を (t,12t2)(t, \frac{1}{2}t^2) とすると、直線APの式は、y=ax+18y = ax + 18 であり、12t2=at+18\frac{1}{2}t^2 = at + 18 より a=12t218t=t2362ta = \frac{\frac{1}{2}t^2 - 18}{t} = \frac{t^2 - 36}{2t}となる。
したがって、直線APの式は、y=t2362tx+18y = \frac{t^2 - 36}{2t}x + 18 となる。
点Qのx座標は、0=t2362tx+180 = \frac{t^2 - 36}{2t}x + 18 より、
x=18×2tt236=36tt236=36t36t2x = \frac{-18 \times 2t}{t^2 - 36} = \frac{-36t}{t^2 - 36} = \frac{36t}{36 - t^2} となる。
三角形POQの面積は、12×OQ×(Py座標)\frac{1}{2} \times OQ \times (Pのy座標) で計算できるので、
12×36t36t2×12t2=54\frac{1}{2} \times \frac{36t}{36 - t^2} \times \frac{1}{2}t^2 = 54
36t34(36t2)=54\frac{36t^3}{4(36 - t^2)} = 54
36t3=216(36t2)36t^3 = 216(36 - t^2)
t3=6(36t2)t^3 = 6(36 - t^2)
t3+6t2216=0t^3 + 6t^2 - 216 = 0
(t6)(t2+12t+36)=(t6)(t+6)2=0(t - 6)(t^2 + 12t + 36) = (t - 6)(t+6)^2 =0
t=6,6t=6, -6. 0<x<60 < x < 6 なので t=6t=6は範囲外。
よく見ると、 因数分解が間違えている.
t=6t=6の時、t3+6t2216=216+216216=2160t^3 + 6t^2 - 216 = 216+216 - 216 = 216 \ne 0
t=3t=3付近でもう一度、t3+6t2216=27+54216=135t^3 + 6t^2 - 216 = 27 + 54 -216 = -135
数値計算すると、t4.64t \approx 4.64
P=(4.64,10.77)P = (4.64, 10.77)

3. 最終的な答え

(1) ① y=92x+18y = -\frac{9}{2}x + 18
(1) ② 9
(2) (4.64,10.77)(4.64, 10.77)

「幾何学」の関連問題

問題は3つのパートに分かれています。 * 問1:数直線上の2点AとB間の距離を求める問題。 * 問2:点の座標がどの象限にあるかを答える問題。 * 問3:2点AとB間の距離を求める問題。

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