平面上のベクトル $\vec{a}, \vec{b}$ が $|\vec{a}| = |\vec{b}| = 1, \vec{a} \cdot \vec{b} = -\frac{1}{2}$ を満たすとする。 (1) 実数 $p, q$ に対して $\vec{c} = p\vec{a} + q\vec{b}$ とおく。 $|\vec{c}| = 1, \vec{a} \cdot \vec{c} = 0, p > 0$ を満たす実数 $p, q$ を求めよ。 (2) 平面上のベクトル $\vec{x}$ が $-1 \le \vec{a} \cdot \vec{x} \le 1, 1 \le \vec{b} \cdot \vec{x} \le 2$ を満たすとき、 $|\vec{x}|$ のとりうる値の範囲を求めよ。
2025/7/22
1. 問題の内容
平面上のベクトル が を満たすとする。
(1) 実数 に対して とおく。 を満たす実数 を求めよ。
(2) 平面上のベクトル が を満たすとき、 のとりうる値の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
に対して、
より、
より、
より、
(2)
とおく。
とおく。
これを について解くと、
より、
の最小値は のとき、
の最小値は のとき、
の最小値は ではない。のとき、
の最大値は のとき、
の最大値は のとき、
の最大値は
の最小値は なので、
の最大値は なので、
よって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)