全体集合 $U = \{n | n \text{は自然数}, 1 \le n \le 6\}$、部分集合 $A = \{a, a-3\}$、 $B = \{2, a+2, 9-2a\}$ が与えられている。$A \cap B \neq \emptyset$ かつ $A \not\ni 2$ を満たすとき、$a$ の値を求め、$A^c$ (Aの補集合)を求めよ。

代数学集合集合演算連立方程式補集合
2025/7/21

1. 問題の内容

全体集合 U={nnは自然数,1n6}U = \{n | n \text{は自然数}, 1 \le n \le 6\}、部分集合 A={a,a3}A = \{a, a-3\}B={2,a+2,92a}B = \{2, a+2, 9-2a\} が与えられている。ABA \cap B \neq \emptyset かつ A∌2A \not\ni 2 を満たすとき、aa の値を求め、AcA^c (Aの補集合)を求めよ。

2. 解き方の手順

UUU={1,2,3,4,5,6}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\} である。
条件 A∌2A \not\ni 2 より、a2a \neq 2 かつ a32a-3 \neq 2。つまり、a2a \neq 2 かつ a5a \neq 5 である。
条件 ABA \cap B \neq \emptyset より、AABB は共通の要素を持つ必要がある。
以下のパターンが考えられる。
(1) a=2a = 2
(2) a=a+2a = a+2
(3) a=92aa = 9-2a
(4) a3=2a-3 = 2
(5) a3=a+2a-3 = a+2
(6) a3=92aa-3 = 9-2a
(1) a=2a = 2A∌2A \not\ni 2 に反するので、不適。
(2) a=a+2a = a+20=20 = 2 となり、不適。
(3) a=92aa = 9-2a より、3a=93a = 9a=3a = 3
(4) a3=2a-3 = 2 より、a=5a = 5。これは A∌2A \not\ni 2 に反するので、不適。
(5) a3=a+2a-3 = a+23=2-3 = 2 となり、不適。
(6) a3=92aa-3 = 9-2a より、3a=123a = 12a=4a = 4
したがって、a=3a = 3 または a=4a = 4
a=3a=3のとき、A={3,0}A = \{3, 0\}B={2,5,3}B = \{2, 5, 3\}AB={3}A \cap B = \{3\} \neq \emptysetA∌2A \not\ni 2 を満たす。しかし、AA の要素は UU の要素でなければならないので、00 は不適。
a=4a=4のとき、A={4,1}A = \{4, 1\}B={2,6,1}B = \{2, 6, 1\}AB={1}A \cap B = \{1\} \neq \emptysetA∌2A \not\ni 2 を満たす。AA の要素は UU の要素なので、AA は適する。
したがって、a=4a = 4A={1,4}A = \{1, 4\}
Ac=UA={2,3,5,6}A^c = U - A = \{2, 3, 5, 6\}

3. 最終的な答え

a=4a = 4
Ac={2,3,5,6}A^c = \{2, 3, 5, 6\}

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