与えられた三角比の値 $\sin 20^\circ$, $\sin 40^\circ$, $\sin 150^\circ$, $\sin 170^\circ$ を小さい順に並べる。

幾何学三角比三角関数大小比較
2025/7/21

1. 問題の内容

与えられた三角比の値 sin20\sin 20^\circ, sin40\sin 40^\circ, sin150\sin 150^\circ, sin170\sin 170^\circ を小さい順に並べる。

2. 解き方の手順

sinθ\sin \theta のグラフ(0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circ)の形状を考える。
sinθ\sin \theta0θ900^\circ \le \theta \le 90^\circ で単調増加、90θ18090^\circ \le \theta \le 180^\circ で単調減少である。
また、sin(180θ)=sinθ\sin(180^\circ - \theta) = \sin \theta である。
したがって、
sin170=sin(18010)=sin10\sin 170^\circ = \sin (180^\circ - 10^\circ) = \sin 10^\circ
sin150=sin(18030)=sin30=12\sin 150^\circ = \sin (180^\circ - 30^\circ) = \sin 30^\circ = \frac{1}{2}
である。
よって、与えられた三角比の値は、sin20\sin 20^\circ, sin40\sin 40^\circ, 12\frac{1}{2}, sin10\sin 10^\circ となる。
角度が小さいほど sinθ\sin \theta の値は小さいので、
sin10<sin20<sin40\sin 10^\circ < \sin 20^\circ < \sin 40^\circ である。
sin30=12\sin 30^\circ = \frac{1}{2} であるから、sin40\sin 40^\circsin30\sin 30^\circ の大小関係を調べる。
sin30=0.5\sin 30^\circ = 0.5, sin45=220.707\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \approx 0.707 であるから、sin40<sin45\sin 40^\circ < \sin 45^\circ である可能性が高い。
しかし、sin30\sin 30^\circsin40\sin 40^\circ の大小関係を正確に知るには、加法定理を用いる必要がある。しかし、この問題では三角比の表は用いないものとする、とあるので、大まかな値で判断することになる。
sin10<sin20<sin30=12\sin 10^\circ < \sin 20^\circ < \sin 30^\circ = \frac{1}{2} である。
sin40>sin30=12\sin 40^\circ > \sin 30^\circ = \frac{1}{2} であると推測される。
したがって、
sin170=sin10<sin20<sin150<sin40\sin 170^\circ = \sin 10^\circ < \sin 20^\circ < \sin 150^\circ < \sin 40^\circ
となる。

3. 最終的な答え

sin170\sin 170^\circ, sin20\sin 20^\circ, sin150\sin 150^\circ, sin40\sin 40^\circ

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