問題は2つあります。 (13) $tan θ = -2\sqrt{6}$ ($0^\circ \le θ \le 180^\circ$)のとき、$cos θ$の値を求めよ。 (14) 半径2の円Oに内接する三角形ABCがあり、弧AB:弧BC:弧CA = 3:4:5 であるとき、三角形ABCの面積を求めよ。

幾何学三角比三角形正弦定理面積
2025/7/21

1. 問題の内容

問題は2つあります。
(13) tanθ=26tan θ = -2\sqrt{6} (0θ1800^\circ \le θ \le 180^\circ)のとき、cosθcos θの値を求めよ。
(14) 半径2の円Oに内接する三角形ABCがあり、弧AB:弧BC:弧CA = 3:4:5 であるとき、三角形ABCの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(13) tanθ=26tan θ = -2\sqrt{6} より、tan2θ=24tan^2 θ = 24
1+tan2θ=1cos2θ1 + tan^2 θ = \frac{1}{cos^2 θ} の関係を用いると、
1+24=1cos2θ1 + 24 = \frac{1}{cos^2 θ}
25=1cos2θ25 = \frac{1}{cos^2 θ}
cos2θ=125cos^2 θ = \frac{1}{25}
cosθ=±15cos θ = \pm \frac{1}{5}
0θ1800^\circ \le θ \le 180^\circ であり、tanθ<0tan θ < 0 より 90<θ18090^\circ < θ \le 180^\circ であるため、cosθ<0cos θ < 0。したがって、cosθ=15cos θ = -\frac{1}{5}
(14) 円周角の定理より、弧の比は円周角の比に等しい。
弧AB:弧BC:弧CA = 3:4:5 より、C:A:B=3:4:5\angle C : \angle A : \angle B = 3:4:5
C+A+B=180\angle C + \angle A + \angle B = 180^\circ なので、
3x+4x+5x=1803x + 4x + 5x = 180^\circ
12x=18012x = 180^\circ
x=15x = 15^\circ
したがって、C=45\angle C = 45^\circ, A=60\angle A = 60^\circ, B=75\angle B = 75^\circ
正弦定理より、asinA=bsinB=csinC=2R\frac{a}{sin A} = \frac{b}{sin B} = \frac{c}{sin C} = 2R (Rは外接円の半径)
R=2R = 2 なので、2R=42R = 4
a=4sinA=4sin60=432=23a = 4 sin A = 4 sin 60^\circ = 4 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 2\sqrt{3}
b=4sinB=4sin75=46+24=6+2b = 4 sin B = 4 sin 75^\circ = 4 \cdot \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4} = \sqrt{6} + \sqrt{2}
c=4sinC=4sin45=422=22c = 4 sin C = 4 sin 45^\circ = 4 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = 2\sqrt{2}
三角形ABCの面積Sは、
S=12absinC=1223(6+2)22=3(6+2)22=3(23+2)2=6+232=3+3S = \frac{1}{2}ab sin C = \frac{1}{2} \cdot 2\sqrt{3} \cdot (\sqrt{6} + \sqrt{2}) \cdot \frac{\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{3}(\sqrt{6}+\sqrt{2})\sqrt{2}}{2} = \frac{\sqrt{3}(2\sqrt{3}+2)}{2} = \frac{6+2\sqrt{3}}{2} = 3 + \sqrt{3}

3. 最終的な答え

(13) cosθ=15cos θ = -\frac{1}{5}
(14) 3+33 + \sqrt{3}

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