空間$R^3$内の点 $a = \begin{pmatrix} 1 \\ 1 \\ 3 \end{pmatrix}$ を、$p = \begin{pmatrix} 2 \\ 1 \\ 1 \end{pmatrix}$ と $q = \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ -1 \end{pmatrix}$ の張る平面に垂直な方向に分解する問題です。$p$ と $q$ は直交しており、$a$ を $p$ と $q$ の方向に射影した成分を計算し、それらを使って $a$ を直交分解します。具体的には、 (1) $(a, p') p' = (a, \frac{p}{|p|}) \frac{p}{|p|} = (1) p$ (2) $(a, q') q' = (a, \frac{q}{|q|}) \frac{q}{|q|} = (2) q$ となる (1), (2) を求め、最後に $r = a - (1)p - (2)q$ を計算することで、 $a = (1)p + (2)q + r$ という分解を得ます。
2025/7/21
1. 問題の内容
空間内の点 を、 と の張る平面に垂直な方向に分解する問題です。 と は直交しており、 を と の方向に射影した成分を計算し、それらを使って を直交分解します。具体的には、
(1)
(2)
となる (1), (2) を求め、最後に を計算することで、 という分解を得ます。
2. 解き方の手順
まず、 と のノルムを計算します。
次に、 と の内積、 と の内積を計算します。
(1) の計算を行います。
よって、(1) = 1
(2) の計算を行います。
よって、(2) = -1
最後に、 を計算します。
3. 最終的な答え
(1) = 1
(2) = -1