マクローリン展開は、テイラー展開の中心を原点にしたものです。2変数関数のマクローリン展開の一般式は次のようになります。
f(x,y)=f(0,0)+∂x∂f(0,0)x+∂y∂f(0,0)y+2!1(∂x2∂2f(0,0)x2+2∂x∂y∂2f(0,0)xy+∂y2∂2f(0,0)y2)+3!1(∂x3∂3f(0,0)x3+3∂x2∂y∂3f(0,0)x2y+3∂x∂y2∂3f(0,0)xy2+∂y3∂3f(0,0)y3)+... これを3次の項まで書き出すと、以下のようになります。
f(x,y)≈f(0,0)+fx(0,0)x+fy(0,0)y+21(fxx(0,0)x2+2fxy(0,0)xy+fyy(0,0)y2)+61(fxxx(0,0)x3+3fxxy(0,0)x2y+3fxyy(0,0)xy2+fyyy(0,0)y3) ここで、fx=∂x∂f, fxy=∂x∂y∂2f などと表記しています。