5枚のカード(1, 2, 3, 4, 5 または 1, 1, 2, 3, 5)が入った袋からカードを2枚取り出し、1枚目を十の位、2枚目を一の位として2桁の整数を作る。取り出したカードは戻さない。 (1) カードが 1, 2, 3, 4, 5 の場合について、以下の問いに答える。 ① 作れる整数のうち、最も小さい整数を求める。 ② 作れる整数のうち、10番目に小さい整数を求める。 ③ 作れる整数のうち、30以上の奇数の個数を求める。 (2) カードが 1, 1, 2, 3, 5 の場合について、作れる整数が30以上の奇数となる確率を求める。
2025/7/21
1. 問題の内容
5枚のカード(1, 2, 3, 4, 5 または 1, 1, 2, 3, 5)が入った袋からカードを2枚取り出し、1枚目を十の位、2枚目を一の位として2桁の整数を作る。取り出したカードは戻さない。
(1) カードが 1, 2, 3, 4, 5 の場合について、以下の問いに答える。
① 作れる整数のうち、最も小さい整数を求める。
② 作れる整数のうち、10番目に小さい整数を求める。
③ 作れる整数のうち、30以上の奇数の個数を求める。
(2) カードが 1, 1, 2, 3, 5 の場合について、作れる整数が30以上の奇数となる確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) カードが 1, 2, 3, 4, 5 の場合
① 最も小さい整数は、十の位が最も小さく、一の位も最も小さい場合。十の位は1、一の位は2なので、最も小さい整数は12。
② 作れる整数を小さい順に並べる。
12, 13, 14, 15
21, 23, 24, 25
31, 32, 34, 35
41, 42, 43, 45
51, 52, 53, 54
10番目に小さい整数は35。
③ 30以上の整数は、31, 32, 34, 35, 41, 42, 43, 45, 51, 52, 53, 54の12個。このうち奇数は、31, 35, 41, 43, 45, 51, 53の7個。
(2) カードが 1, 1, 2, 3, 5 の場合
まず、作れる全ての整数を列挙する。
十の位が1の場合:11(作れない), 12, 13, 15
十の位が1の場合:11(作れない), 12, 13, 15
十の位が2の場合:21, 21, 23, 25
十の位が3の場合:31, 31, 32, 35
十の位が5の場合:51, 51, 52, 53
作れる整数は、12, 13, 15, 21, 23, 25, 31, 32, 35, 51, 52, 53 の12個。
30以上の整数は、31, 32, 35, 51, 52, 53 の6個。
30以上の奇数は、31, 35, 51, 53 の4個。
全ての整数の組み合わせの数は、5*4 = 20 通り。
しかし、同じカードが2枚あるので、重複を考慮する必要がある。
作れる整数の組み合わせは、
1が十の位のとき:12, 13, 15 の3通り
2が十の位のとき:21, 23, 25 の3通り
3が十の位のとき:31, 32, 35 の3通り
5が十の位のとき:51, 52, 53 の3通り
1が十の位の場合が2回カウントされているので、組み合わせの総数は3+3+3+3 = 12 通り。
30以上の奇数の組み合わせは、31, 35, 51, 53 の4通り。
確率は、4/12 = 1/3。
3. 最終的な答え
(1)
① 12
② 35
③ 7個
(2) 1/3