ある高校の1年生男子200人の身長の分布が、平均167cm、標準偏差7cmの正規分布に従うと仮定します。このとき、身長が174cm以上の生徒はおよそ何人かを求める問題です。

確率論・統計学正規分布標準偏差確率統計正規分布表
2025/7/21

1. 問題の内容

ある高校の1年生男子200人の身長の分布が、平均167cm、標準偏差7cmの正規分布に従うと仮定します。このとき、身長が174cm以上の生徒はおよそ何人かを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、身長を標準化します。標準化された変数を zz とすると、zz は次のように計算できます。
z=xμσ z = \frac{x - \mu}{\sigma}
ここで、xx は身長、μ \mu は平均、σ \sigma は標準偏差です。
身長が174cmのときのzz値を計算します。
z=1741677=77=1 z = \frac{174 - 167}{7} = \frac{7}{7} = 1
したがって、身長が174cm以上の生徒の割合は、標準正規分布においてz1 z \ge 1 となる確率を求めればよいことになります。
一般的に、標準正規分布表や関数電卓などでP(z1) P(z \ge 1) を調べます。
P(z1)0.1587P(z \ge 1) \approx 0.1587
200人のうち、身長が174cm以上の生徒の人数は、200人にP(z1)P(z \ge 1)を掛けて求めます。
200×0.1587=31.74200 \times 0.1587 = 31.74
人数は整数でなければならないため、最も近い整数に丸めます。

3. 最終的な答え

およそ32人

「確率論・統計学」の関連問題

8個の玉があり、それぞれに1から8までの数字が書かれている。これらの玉から2個ずつ選び、箱A, B, Cに入れる。 (1) 箱Aに入れる玉の選び方は何通りあるか。 (2) 3つの箱への玉の入れ方は全部...

組み合わせ場合の数確率偶数奇数
2025/7/22

1から8までの数字が書かれた8個の玉がある。 (1) 8個の玉から2個を選び箱Aに入れる方法は何通りあるか。 (2) 8個の玉から2個ずつ選び、箱A, B, Cに入れる方法は何通りあるか。また、箱Aと...

組み合わせ確率場合の数
2025/7/22

袋の中に赤球4個、白球3個、青球2個が入っている。この袋から4個の球を取り出すとき、赤球が2個以上含まれる確率を求めよ。

確率組み合わせ場合の数条件付き確率
2025/7/22

ディスカウントストア A 店における缶コーヒーの価格 $X$ と 1 日の販売数量 $Y$ のデータが与えられています。このデータを用いて、以下の問題を解きます。 1. 回帰式 $Y = a + b...

回帰分析最小二乗法統計線形回帰予測
2025/7/22

表から、パート採用理由で「人件費が割安」と答えた人の数を $X$ とおいたとき、卸・小売業の回答者全体は、選択肢の中でどれに最も近いか答える問題です。

割合統計データ分析
2025/7/22

5人がじゃんけんを1回するとき、あいこになる確率を求めます。

確率組み合わせじゃんけん
2025/7/21

ある高校の1年生男子200人の身長が平均167cm、標準偏差7cmの正規分布に従うとき、身長が174cm以上の生徒はおよそ何人か求める問題です。

正規分布標準偏差確率統計標準化
2025/7/21

1から9までの番号が書かれた9枚のカードが入った箱から、2枚のカードを同時に選び、小さい方の数を$X$とする。選んだカードを箱に戻し、再び2枚のカードを同時に選び、小さい方の数を$Y$とする。$X=Y...

確率組み合わせ確率分布
2025/7/21

確率変数 $X$ が正規分布 $N(1, 2^2)$ に従うとき、次の確率を求めます。 (1) $P(X \ge 2)$ (2) $P(2 \le X \le 3)$ (3) $P(-2 \le X ...

正規分布確率標準化確率計算
2025/7/21

(1) 正四面体OABCの頂点上を点Pが1秒ごとに等確率で移動する。初期位置が頂点Oのとき、$n$秒後に頂点Oにいる確率 $p_n$ を求める。 (2) 袋Aに赤玉1個、白玉3個、袋Bに白玉3個が入っ...

確率漸化式等比数列確率過程
2025/7/21