(1)
まず、2OA+3OB+4OC=0 より、 4OC=−2OA−3OB である。したがって、OC=−21OA−43OB となる。 両辺の絶対値の2乗を計算すると、
∣OC∣2=(−21OA−43OB)⋅(−21OA−43OB) 1=41∣OA∣2+43OA⋅OB+169∣OB∣2 1=41+43OA⋅OB+169 1=164+9+43OA⋅OB 167=43OA⋅OB OA⋅OB=167×34=127 次に、 ∣AB∣ を求める。 AB=OB−OA より、 ∣AB∣2=(OB−OA)⋅(OB−OA) ∣AB∣2=∣OB∣2−2OA⋅OB+∣OA∣2 ∣AB∣2=1−2×127+1 ∣AB∣2=2−67=612−7=65 ∣AB∣=65=630 (2)
線分ABと線分CPの交点をHとするとき、AH : HB を求める。
2OA+3OB+4OC=0 より、2OA+3OB=−4OC OC=−42OA−43OB=−21OA−43OB 2OA+3OB=5OH となるように点Hを定めると、OH=52OA+3OB したがって、点Hは線分ABを3:2に内分する点である。つまり、AH : HB = 3 : 2
(3)
四角形 APBC の面積を求める。
OP=kOC AB⊥CP より、 (OB−OA)⋅(OP−OC)=0 (OB−OA)⋅(kOC−OC)=0 (OB−OA)⋅(k−1)OC=0 (k−1)(OB−OA)⋅OC=0 k=1 のとき、(OB−OA)⋅OC=0 OB⋅OC=OA⋅OC OC=−21OA−43OB より、 OB⋅(−21OA−43OB)=OA⋅(−21OA−43OB) −21OA⋅OB−43∣OB∣2=−21∣OA∣2−43OA⋅OB −21×127−43=−21−43×127 −247−43=−21−167 −247−2418=−168−167 −2425=−1615 (矛盾) したがって、k = 1 となり、 OP=OC。つまり、P = C。 したがって、四角形APBCは三角形ABCとなるため、面積は0である。