四面体OABCにおいて、ベクトルOGが $\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4}$ で与えられている。直線AGと三角形OBCの交点をQとしたとき、位置ベクトル$\vec{OQ}$を$\vec{OB}$と$\vec{OC}$を用いて表せ。

幾何学ベクトル空間ベクトル四面体線形結合
2025/7/22

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、ベクトルOGが OG=OA+OB+OC4\vec{OG} = \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4} で与えられている。直線AGと三角形OBCの交点をQとしたとき、位置ベクトルOQ\vec{OQ}OB\vec{OB}OC\vec{OC}を用いて表せ。

2. 解き方の手順

まず、点Qが直線AG上にあることから、実数kkを用いて
OQ=(1k)OA+kOG\vec{OQ} = (1-k)\vec{OA} + k\vec{OG}
と表すことができる。OG\vec{OG}に問題で与えられた式を代入すると
OQ=(1k)OA+kOA+OB+OC4\vec{OQ} = (1-k)\vec{OA} + k \frac{\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}}{4}
OQ=(1k+k4)OA+k4OB+k4OC\vec{OQ} = (1-k+\frac{k}{4})\vec{OA} + \frac{k}{4}\vec{OB} + \frac{k}{4}\vec{OC}
OQ=(134k)OA+k4OB+k4OC\vec{OQ} = (1-\frac{3}{4}k)\vec{OA} + \frac{k}{4}\vec{OB} + \frac{k}{4}\vec{OC}
次に、点Qは三角形OBC上にあるので、OQ\vec{OQ}OB\vec{OB}OC\vec{OC}の線形結合で表される。つまりOA\vec{OA}の係数が0となる。
134k=01 - \frac{3}{4}k = 0
これを解くと k=43k = \frac{4}{3}
これをOQ\vec{OQ}の式に代入すると
OQ=(134×43)OA+4/34OB+4/34OC\vec{OQ} = (1 - \frac{3}{4} \times \frac{4}{3}) \vec{OA} + \frac{4/3}{4} \vec{OB} + \frac{4/3}{4} \vec{OC}
OQ=0OA+13OB+13OC\vec{OQ} = 0 \vec{OA} + \frac{1}{3} \vec{OB} + \frac{1}{3} \vec{OC}
OQ=13OB+13OC\vec{OQ} = \frac{1}{3} \vec{OB} + \frac{1}{3} \vec{OC}

3. 最終的な答え

OQ=13OB+13OC\vec{OQ} = \frac{1}{3} \vec{OB} + \frac{1}{3} \vec{OC}

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