平面 $2x+2y+z=2$ の、$x \geq 0, y \geq 0, z \geq 0$ の範囲にある部分の面積を求める問題です。

幾何学空間ベクトル面積平面ベクトル積
2025/7/22

1. 問題の内容

平面 2x+2y+z=22x+2y+z=2 の、x0,y0,z0x \geq 0, y \geq 0, z \geq 0 の範囲にある部分の面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、平面と各座標平面との交点を求めます。
* x軸との交点: y=0,z=0y=0, z=0 を代入すると、2x=22x=2 より x=1x=1。よって、交点は (1,0,0)(1,0,0)
* y軸との交点: x=0,z=0x=0, z=0 を代入すると、2y=22y=2 より y=1y=1。よって、交点は (0,1,0)(0,1,0)
* z軸との交点: x=0,y=0x=0, y=0 を代入すると、z=2z=2。よって、交点は (0,0,2)(0,0,2)
この平面とx0,y0,z0x \geq 0, y \geq 0, z \geq 0の範囲にある部分は、3点(1,0,0)(1,0,0), (0,1,0)(0,1,0), (0,0,2)(0,0,2)を頂点とする三角形です。この三角形の面積を求めます。
三角形の面積を求めるために、ベクトル a=(0,1,0)(1,0,0)=(1,1,0)\vec{a} = (0,1,0)-(1,0,0) = (-1,1,0) とベクトル b=(0,0,2)(1,0,0)=(1,0,2)\vec{b} = (0,0,2)-(1,0,0) = (-1,0,2) を考えます。
この二つのベクトルで作られる平行四辺形の面積は a×b|\vec{a} \times \vec{b}| で与えられます。三角形の面積はその半分です。
a×b=ijk110102=(20)i(20)j+(0(1))k=(2,2,1)\vec{a} \times \vec{b} = \begin{vmatrix} \vec{i} & \vec{j} & \vec{k} \\ -1 & 1 & 0 \\ -1 & 0 & 2 \end{vmatrix} = (2-0)\vec{i} - (-2-0)\vec{j} + (0-(-1))\vec{k} = (2, 2, 1)
a×b=22+22+12=4+4+1=9=3|\vec{a} \times \vec{b}| = \sqrt{2^2 + 2^2 + 1^2} = \sqrt{4 + 4 + 1} = \sqrt{9} = 3
したがって、求める三角形の面積は 12a×b=12×3=32\frac{1}{2}|\vec{a} \times \vec{b}| = \frac{1}{2} \times 3 = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

32\frac{3}{2}

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