1. 問題の内容
が無理数であることを用いて、 が無理数であることを対偶を考えることによって証明する。
2. 解き方の手順
背理法を用いて証明する。
が有理数であると仮定する。
このとき、 (rは有理数)と表せる。
両辺を2乗すると、
が有理数なので、も有理数である。
したがって、は有理数となる。
ここで、 である。
もし が有理数ならば、 (p, qは互いに素な整数、q ≠ 0) と表せる。
両辺を2乗すると、
は 35 の倍数であるため、 も 35 の倍数でなければならない。したがって、 (kは整数) と書ける。
同様に、 は 35 の倍数であるため、 も 35 の倍数でなければならない。
しかし、これは と が互いに素であるという仮定に矛盾する。
したがって、 は無理数である。
において、左辺は無理数、右辺は有理数なので矛盾する。
よって、 は無理数である。
3. 最終的な答え
は無理数である。