与えられた利得表に対して、期待値基準と満足度基準(S=7)の下で、最適な行動をそれぞれ決定する。

確率論・統計学期待値意思決定期待値基準満足度基準
2025/7/22

1. 問題の内容

与えられた利得表に対して、期待値基準と満足度基準(S=7)の下で、最適な行動をそれぞれ決定する。

2. 解き方の手順

まず、期待値基準に基づいて最適な行動を決定する。各行動の期待値を計算し、最も高い期待値を持つ行動を選択する。次に、満足度基準(S=7)に基づいて最適な行動を決定する。各行動について、利得が7以上となる確率を計算し、最も高い確率を持つ行動を選択する。
期待値基準:
行動1の期待値: 5×0.1+7×0.5+4×0.2+5×0.2=0.5+3.5+0.8+1.0=5.85 \times 0.1 + 7 \times 0.5 + 4 \times 0.2 + 5 \times 0.2 = 0.5 + 3.5 + 0.8 + 1.0 = 5.8
行動2の期待値: 7×0.1+6×0.5+9×0.2+3×0.2=0.7+3.0+1.8+0.6=6.17 \times 0.1 + 6 \times 0.5 + 9 \times 0.2 + 3 \times 0.2 = 0.7 + 3.0 + 1.8 + 0.6 = 6.1
行動3の期待値: 9×0.1+6×0.5+11×0.2+6×0.2=0.9+3.0+2.2+1.2=7.39 \times 0.1 + 6 \times 0.5 + 11 \times 0.2 + 6 \times 0.2 = 0.9 + 3.0 + 2.2 + 1.2 = 7.3
期待値が最も高いのは行動3である。
満足度基準(S=7):
行動1: 利得が7以上なのは状態Bのみ。確率は0.5。
行動2: 利得が7以上なのは状態Aと状態C。確率は0.1+0.2=0.30.1 + 0.2 = 0.3
行動3: 利得が7以上なのは状態Aと状態C。確率は0.1+0.2=0.30.1 + 0.2 = 0.3
利得が7以上となる確率が最も高いのは行動1である(確率0.5)。

3. 最終的な答え

期待値基準:行動3
満足度基準:行動1

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