2つの直線 $y = -x + 6$ (①) と $y = 2x$ (②) がある。直線①と②の交点をA、直線①とx軸の交点をBとする。線分AB上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線②、x軸との交点をそれぞれQ、Rとする。 (1) A, Bの座標を求める。 (2) Rのx座標が3のとき、三角形APQの面積を求める。 (3) 三角形APQの面積が $\frac{27}{2}$ のとき、Rのx座標を求める。 (4) 三角形APQの面積が15のとき、Rのx座標を求める。

幾何学座標平面直線三角形の面積連立方程式
2025/7/22

1. 問題の内容

2つの直線 y=x+6y = -x + 6 (①) と y=2xy = 2x (②) がある。直線①と②の交点をA、直線①とx軸の交点をBとする。線分AB上に点Pをとり、Pを通りy軸に平行な直線と直線②、x軸との交点をそれぞれQ、Rとする。
(1) A, Bの座標を求める。
(2) Rのx座標が3のとき、三角形APQの面積を求める。
(3) 三角形APQの面積が 272\frac{27}{2} のとき、Rのx座標を求める。
(4) 三角形APQの面積が15のとき、Rのx座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
* Aの座標は、2つの直線の交点なので、連立方程式を解く。
x+6=2x-x + 6 = 2x
3x=63x = 6
x=2x = 2
y=2(2)=4y = 2(2) = 4
よって、A(2, 4)
* Bの座標は、直線①とx軸の交点なので、y=0を代入する。
0=x+60 = -x + 6
x=6x = 6
よって、B(6, 0)
(2)
* Rのx座標が3なので、Pのx座標も3である。
* Pは線分AB上にあるので、直線ABの式を求める。
直線の式は y=x+6y = -x + 6 である。Pのy座標は y=3+6=3y = -3 + 6 = 3
よって、P(3, 3)
* Qのx座標も3なので、Qのy座標は y=2(3)=6y = 2(3) = 6
よって、Q(3, 6)
* APの長さを求める。
AP=(32)2+(34)2=1+1=2AP = \sqrt{(3-2)^2 + (3-4)^2} = \sqrt{1+1} = \sqrt{2}
* PQの長さを求める。
PQ=63=3PQ = 6-3 = 3
* APQの面積を求める。
APとPQは直交しているので、12×2×3\frac{1}{2} \times \sqrt{2} \times 3ではない
点Aと点Pのx座標の差を底辺とすると、高さは線分RQになる
R(3,0),Q(3,6)R(3,0), Q(3,6) より線分RQの長さは66
点Pと点Aのy座標の差を底辺とすると、高さは線分PRになる
P(3,3),R(3,0)P(3,3), R(3,0) より線分PRの長さは33
点Aから線分RQへ下ろした垂線の足をSとすると、S(3,4)である
三角形APQ = 三角形ASQ - 三角形ASP
三角形ASQ = 12×(64)×(32)=12×2×1=1\frac{1}{2} \times (6-4) \times (3-2) = \frac{1}{2} \times 2 \times 1 = 1
三角形APR = 12×(43)×(32)=12×1×1=12\frac{1}{2} \times (4-3) \times (3-2) = \frac{1}{2} \times 1 \times 1 = \frac{1}{2}
三角形APQ = 112=121 - \frac{1}{2} = \frac{1}{2}
(3)
* Rのx座標をrとする。Pのx座標もrである。
* Pは線分AB上にあるので、Pのy座標は y=r+6y = -r + 6
よって、P(r, -r+6)
* Qのx座標もrなので、Qのy座標は y=2ry = 2r
よって、Q(r, 2r)
* 三角形APQの面積を計算する。
点Aから線分RQへ下ろした垂線の足をSとすると、S(r,4)である
三角形APQ = 三角形ASQ - 三角形ASP
三角形ASQ = 12×(2r4)×(r2)\frac{1}{2} \times (2r-4) \times (r-2)
三角形ASP = 12×(4(r+6))×(r2)\frac{1}{2} \times (4-(-r+6)) \times (r-2)
=12×(r2)×(r2) = \frac{1}{2} \times (r-2) \times (r-2)
三角形APQ = 12(2r4)(r2)12(4(r+6))(r2)\frac{1}{2}(2r-4)(r-2)-\frac{1}{2}(4-(-r+6))(r-2)
272=12(2r4)(r2)12(r2)(r22)\frac{27}{2} = \frac{1}{2}(2r-4)(r-2)-\frac{1}{2}(r-2)(r-2-2)
27=(2r4)(r2)(r2)(r4)27 = (2r-4)(r-2) - (r-2)(r-4)
27=2r28r+8(r26r+8)27 = 2r^2-8r+8 - (r^2-6r+8)
27=r22r27 = r^2 - 2r
r22r27=0r^2 - 2r - 27 = 0
r=2±4+1082=2±1122=2±472=1±27r = \frac{2\pm \sqrt{4+108}}{2} = \frac{2\pm \sqrt{112}}{2} = \frac{2\pm 4\sqrt{7}}{2} = 1\pm 2\sqrt{7}
6r26 \geq r \geq 2を満たすので、不適
計算ミス
三角形APQ = 12(xAxQ)(yPyA)(xAxP)(yQyA)\frac{1}{2} | (x_A - x_Q)(y_P - y_A) - (x_A - x_P)(y_Q - y_A) |
272=12(2r)(r+64)(2r)(2r4)\frac{27}{2} = \frac{1}{2} | (2-r)(-r+6-4) - (2-r)(2r-4) |
27=(2r)(r+2)(2r)(2r4)27 = | (2-r)(-r+2) - (2-r)(2r-4) |
27=(2r)(r+2(2r4))27 = | (2-r)(-r+2 - (2r-4)) |
27=(2r)(3r+6)27 = | (2-r)(-3r+6) |
27=(2r)(3)(r2)27 = | (2-r)(-3)(r-2) |
27=3(2r)227 = | -3(2-r)^2 |
9=(2r)29 = (2-r)^2
±3=2r\pm 3 = 2-r
r=2±3r = 2 \pm 3
r=5r = 5 または r=1r = -1
0<r<60 < r < 6なので、r=5
(4)
* 三角形APQの面積が15のとき、Rのx座標を求める。
272\frac{27}{2} を 15 に置き換えて同様の計算を行う
15=12(2r)(r+2)(2r)(2r4)15 = \frac{1}{2} | (2-r)(-r+2) - (2-r)(2r-4) |
30=(2r)(r+2(2r4))30 = | (2-r)(-r+2 - (2r-4)) |
30=(2r)(3r+6)30 = | (2-r)(-3r+6) |
30=(2r)(3)(r2)30 = | (2-r)(-3)(r-2) |
30=3(2r)230 = | -3(2-r)^2 |
10=(2r)210 = (2-r)^2
±10=2r\pm \sqrt{10} = 2-r
r=2±10r = 2 \pm \sqrt{10}
r=2+10r = 2 + \sqrt{10} または r=210r = 2 - \sqrt{10}
2+105.162 + \sqrt{10} \approx 5.16
2101.162 - \sqrt{10} \approx -1.16
0<r<60 < r < 6なので、r=2+10r = 2 + \sqrt{10} となる

3. 最終的な答え

(1) A(2, 4), B(6, 0)
(2) 1/2
(3) 5
(4) 2+102 + \sqrt{10}

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