2つの直線 $y = -x + 1$ と $y = -\frac{1}{\sqrt{3}}x$ のなす鋭角 $\theta$ を求める問題です。

幾何学角度直線三角関数tan有理化
2025/7/25

1. 問題の内容

2つの直線 y=x+1y = -x + 1y=13xy = -\frac{1}{\sqrt{3}}x のなす鋭角 θ\theta を求める問題です。

2. 解き方の手順

2つの直線の傾きをそれぞれ m1,m2m_1, m_2 とすると、
m1=1m_1 = -1
m2=13m_2 = -\frac{1}{\sqrt{3}}
tanθ=m1m21+m1m2\tan \theta = |\frac{m_1 - m_2}{1 + m_1 m_2}|
ここで、tanθ\tan \theta の絶対値を取ることで、鋭角を求めることができます。
tanθ=1(13)1+(1)(13)=1+131+13\tan \theta = |\frac{-1 - (-\frac{1}{\sqrt{3}})}{1 + (-1)(-\frac{1}{\sqrt{3}})}| = |\frac{-1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}|
tanθ=3+13+1=(3+1)(31)(3+1)(31)=3+3+3131=4+232=2+3=32\tan \theta = |\frac{-\sqrt{3} + 1}{\sqrt{3} + 1}| = |\frac{(-\sqrt{3} + 1)(\sqrt{3} - 1)}{(\sqrt{3} + 1)(\sqrt{3} - 1)}| = |\frac{-3 + \sqrt{3} + \sqrt{3} - 1}{3 - 1}| = |\frac{-4 + 2\sqrt{3}}{2}| = |-2 + \sqrt{3}| = \sqrt{3} - 2 は負なので、絶対値をとって1+131+13|\frac{-1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}|を正にする必要があります。
tanθ=1+131+13\tan \theta = |\frac{-1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + \frac{1}{\sqrt{3}}}|
tanθ=1/311/3+1=133/1+33=131+3\tan \theta = |\frac{1/\sqrt{3} - 1}{1/\sqrt{3} + 1}| = |\frac{1-\sqrt{3}}{\sqrt{3}}/\frac{1+\sqrt{3}}{\sqrt{3}}| = |\frac{1-\sqrt{3}}{1+\sqrt{3}}|
有理化を行う:
131+3=(13)(13)(1+3)(13)=123+313=4232=2+3=32|\frac{1-\sqrt{3}}{1+\sqrt{3}}| = |\frac{(1-\sqrt{3})(1-\sqrt{3})}{(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})}| = |\frac{1 - 2\sqrt{3} + 3}{1 - 3}| = |\frac{4 - 2\sqrt{3}}{-2}| = |-2 + \sqrt{3}| = \sqrt{3} - 2.
これは間違い。
tanθ=m1m21+m1m2\tan\theta = | \frac{m_1 - m_2}{1 + m_1 m_2}|で、鋭角を求めるので、必ず正になります。
m1=1m_1 = -1と、m2=13m_2 = -\frac{1}{\sqrt{3}}なので、
tanθ=1(13)1+(1)(13)=1+131+13=3+13/3+13=131+3\tan\theta = |\frac{-1 - (-\frac{1}{\sqrt{3}})}{1 + (-1)(-\frac{1}{\sqrt{3}})}| = |\frac{-1+\frac{1}{\sqrt{3}}}{1+\frac{1}{\sqrt{3}}}| = |\frac{-\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}} / \frac{\sqrt{3}+1}{\sqrt{3}}| = |\frac{1-\sqrt{3}}{1+\sqrt{3}}|
ここで有理化を行います。
131+3=(13)(13)(1+3)(13)=123+313=4232=2+3=23|\frac{1-\sqrt{3}}{1+\sqrt{3}}| = |\frac{(1-\sqrt{3})(1-\sqrt{3})}{(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})}| = |\frac{1 - 2\sqrt{3} + 3}{1-3}| = |\frac{4 - 2\sqrt{3}}{-2}| = |-2 + \sqrt{3}| = 2-\sqrt{3}
θ=π12=15\theta = \frac{\pi}{12} = 15^{\circ}
tan15=23\tan 15^{\circ} = 2-\sqrt{3}

3. 最終的な答え

θ=π12\theta = \frac{\pi}{12}または 1515^{\circ}

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