3つの直線 $l_1: 2x - y - 2 = 0$, $l_2: x + y - 10 = 0$, $l_3: ax - y - 2a + 4 = 0$ に関する問題です。これらの直線の交点の座標や傾きを求めたり、これらの直線で三角形が作れる条件、直角三角形となる条件、外接円の方程式を求める問題です。

幾何学直線交点傾き平行垂直三角形直角三角形外接円
2025/7/25

1. 問題の内容

3つの直線 l1:2xy2=0l_1: 2x - y - 2 = 0, l2:x+y10=0l_2: x + y - 10 = 0, l3:axy2a+4=0l_3: ax - y - 2a + 4 = 0 に関する問題です。これらの直線の交点の座標や傾きを求めたり、これらの直線で三角形が作れる条件、直角三角形となる条件、外接円の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、l1l_1l2l_2 の交点の座標を求めます。
l1:2xy2=0l_1: 2x - y - 2 = 0 より y=2x2y = 2x - 2
l2:x+y10=0l_2: x + y - 10 = 0 に代入して x+(2x2)10=0x + (2x - 2) - 10 = 0
3x12=03x - 12 = 0 より x=4x = 4
y=2(4)2=82=6y = 2(4) - 2 = 8 - 2 = 6
よって、交点の座標は (4, 6) なので、アイの答えは (4, 6) です。
次に、l3l_3 の傾きを求めます。
l3:axy2a+4=0l_3: ax - y - 2a + 4 = 0 より y=ax2a+4y = ax - 2a + 4
よって、l3l_3 の傾きは aa なので、ウの答えは aa です。
次に、l3:axy2a+4=0l_3: ax - y - 2a + 4 = 0aa の値によらず通る点を求めます。
a(x2)y+4=0a(x - 2) - y + 4 = 0
これが任意の aa について成立するためには、x2=0x - 2 = 0 かつ y+4=0-y + 4 = 0 であればよい。
x=2x = 2, y=4y = 4
よって、l3l_3 は点 (2, 4) を通るので、エの答えは (2, 4) です。
次に、l1l_1l3l_3 が平行となる条件を求めます。
l1l_1 の傾きは 22 であり、l3l_3 の傾きは aa なので、a=2a = 2 のとき、l1l_1l3l_3 は平行です。
また、l2l_2l3l_3 が平行となる条件を求めます。
l2l_2 の傾きは 1-1 であり、l3l_3 の傾きは aa なので、a=1a = -1 のとき、l2l_2l3l_3 は平行です。
したがって、l1,l2,l3l_1, l_2, l_3 の3本の直線で三角形が作れる条件は、a2a \neq 2 かつ a1a \neq -1 なので、オは2, カキは-1です。
(1) l1,l2,l3l_1, l_2, l_3 が直角三角形になる条件を求めます。
l1l_1l2l_2 の傾きの積は 2×(1)=212 \times (-1) = -2 \neq -1
l1l_1l3l_3 が垂直になる条件は 2a=12a = -1 つまり a=1/2a = -1/2
l2l_2l3l_3 が垂直になる条件は 1×a=1-1 \times a = -1 つまり a=1a = 1
したがって、直角三角形になるのは a=1/2a = -1/2 または a=1a = 1 のときです。ケコは -1/2または1です。
a=1/2a = -1/2 のとき、l3l_3 の式は (1/2)xy2(1/2)+4=0(-1/2)x - y - 2(-1/2) + 4 = 0, つまり x2y+2+8=0-x - 2y + 2 + 8 = 0 または x+2y10=0x + 2y - 10 = 0
a=1a = 1 のとき、l3l_3 の式は xy2(1)+4=0x - y - 2(1) + 4 = 0, つまり xy+2=0x - y + 2 = 0
a=1/2a = -1/2 のとき、l1l_1l3l_3は垂直なので交点座標を計算すると、l1:2xy2=0l_1 : 2x-y-2 = 0l3:x+2y10=0l_3: x+2y-10=0
2(102y)y2=0,204yy2=0,18=5y,y=18/5,x=14/52(10-2y)-y-2 = 0, 20-4y-y-2=0, 18=5y, y=18/5, x = 14/5
l2:x+y10=0l_2: x+y-10=0なので、l1l_1l2l_2の交点(4,6), l3l_3l2l_2の交点を求めます。
axy2a+4=0,x+y10=0ax-y-2a+4=0, x+y-10=0なので、a = -1/2のとき、x+2y10=0x+2y-10=0となり、x=10yx=10-yだから、10y+2y10=0,y=0,x=1010-y+2y-10=0, y=0, x=10.
この直角三角形の外接円の中心は斜辺の中点で(7,3)
r2=(107)2+(03)2=9+9=18r^2 = (10-7)^2+(0-3)^2=9+9=18
よって、外接円は(x7)2+(y3)2=18(x-7)^2+(y-3)^2 = 18
a=1a=1のときも計算すると、外接円は計算できます。しかし、今は a=1/2a = -1/2 または a=1a = 1 のどちらの場合かを特定できないので、サ、シ、ス、センは不明です。

3. 最終的な答え

アイ:(4, 6)
ウ:a
エ:(2, 4)
オ:2
カキ:-1
ケコ:-1/2または1
サ:不明
シ:不明
ス:不明
セン:不明

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